若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

東寺

NHKTV『日曜美術館』で東寺を取り上げてました。

いきなり、私のキライな「秘儀」が出てきたのでムカッとしました。

秘仏」とか「秘儀」とかキライ。

秘仏」?見せたら減るんか!?

「秘儀」?勝手にやっとれ!

で、東寺の「秘儀」なんですが、「今回特別に撮影を許可」というんです。

なんでやねん。

東寺には、許可するな~!と叫びたい。

NHKは、そんなもん許可してもらうな~!と叫びたい。

秘儀かなんか知らんけど、千年も飽きずに続けてきたのはえらいと言えばえらいと思いますが、「秘儀」なんだから基本的には、勝手にやっとれですよね。

「秘儀」だけでも腹立つのに、「秘儀の撮影許可」で余計に腹立った。

空海がすごいという話もしてました。

空海が天才だといろんな人が言ってますが、もうちょっとわかりやすく、何を言ったからえらいとかなにをしたからえらいとか、説明できんものであろうか。

番組の中で、空海が考えたというたくさんのややこしい仏像を並べて説明してましたが、こういうややこしい「仏像関係」を考えつくってえらいんですかね。

天才というより、オタク、奇人、変人のように思うんですが。

じっくり見てましたが、東寺も空海もワケわからんままに終わりました。

でも平気です。

学者だったかお坊さんだったか、どこかで「密教はわけわからん」と言ってましたから。

 

 

 

小惑星リュウグウ

小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星リュウグウ」に金属を打ち込んでクレーターを作ったというので話題になってますが、すごい!という気もするし、なんのこっちゃ?とも思います。

「偉業!」だとは思うんですが、いろいろわかりにくい。

「主催者」が「JAXA」という組織なんですが、本名は「宇宙航空研究開発機構」だそうです。

「J」とか「A」は何となく想像できるけど、「X」とは何かと思ったら、「exploration」の「X」でした。

う~ん・・・ここで「X」を持ってきますか。「ジャクサ」ってなんか響き悪いと思いますが、ほかになかったんか。

小惑星リュウグウ」もわかりにくい。

木星の隣くらいにあるのかと思ってたら、地球のまわりをまわってるんですね。

「ジャクサ」のホームページで見たら、1999年にアメリカの研究プロジェクトで発見された小惑星だそうです。

どういうわけか命名権が「ジャクサ」にあったようで、2015年に「ジャクサ」が公募して「リュウグウ」と名付けられた。

リュウグウ」がどんな姿をしているかは、「ジャクサ」のホームページによると、これまでの研究の結果、直径900メートルほどで、お団子型をしていて、色は黒っぽいそうです。

ふ~ん、そうなのか、と思ったら、「これにとらわれず想像したほうが本当の姿に近いかもしれない」と書いてありました。

もう「はやぶさ」が接近したんだから、本当の姿はわかったんでしょうね。

こういうのが「偉業」かどうかはホントにわかりにくいです。

「すごい!」とは思うけど「偉業!」かどうかはよくわからんですが、「すごい!」でも「偉業!」でもないことの積み重ねも大事なんだろうとは思います。

 

 

 

男一人

40代と思える女性と話してました。

家内が一か月入院してたという話をしたら、「おひとりでたいへんでしたでしょう」と同情してくれた。

「男の方がひとり残るとたいへんですもんねえ。ウチは父が先に行ってくれたからよかったですけど」

なぜにこにこと私の顔を見ながらいうのだ。

同病

近所の医院の待合室でぼーっとしてました。

前の席に80代と思える男性がすわってました。

しばらくして入って来た男性が、その人と知り合いだったようで、隣りにすわって、「ど~も、おひさしぶり!」と話し始めました。

「ど~もおひさしぶり」から、「あれからいかがですか」「最近どうですか」になって、「ここが悪いどこが悪い」という自然な流れで病気の話になるのに時間はかかりませんでした。

お二人とも前立腺がどうのこうのという話で、「あ、あなたも」「それはねえ」「いや、わたしは」「ところが、うちのおやじのときは」と、大いに盛り上がって、同病相憐れむというより、同病相楽しむという感じです。

たしかに、同じ経験というのは強いと思います。

強いと思いますが、だんだん具体的になってきて、バイキンがどうの血尿がどうの、はれあがるは痛むは、その苦しみは、いや我慢の限界が、なんかが逆流、なんかが出てくる、もうやめてちょうだい!オエ~ッ!という感じでしたが、狭い待合室で逃げ出すわけにもいかず、耳を覆ってました。

前からいた男性は診察は済んでて会計を待ってたんですが、途中で名前を呼ばれて会計が済んだのに帰らず、また座りなおしてお二人で心行くまで同病相楽しんでました。

聞いてるだけで前立腺がケイレンを起こしそうでした。

 

大量小学生

パン屋に行こうと歩いてたら、大量の小学生に出くわしました。

下校する集団でしたが、このあたりで見かけたことのない大人数でした。

非常に長い集団で、私も巻き込まれてパン屋までいっしょに歩いた。

このあたりは五十年前の新興住宅地なので、小学生は希少というか貴重というか、少ないです。

ウチの自治会は三百世帯ほどですが、毎年新入生は数人です。

隣の自治会にいるウチの孫のゆうちゃんの集団登校も数人という感じです。

ちょっと離れた地域にマンションがいくつもあるので、そこの子供たちだと思います。

大小取り交ぜて歩いているのを見てると楽しいです。

一年生くらいの女の子が、六年生くらいの男の子を足でポンポン蹴って、男の子が笑ってるのもいい感じでした。

熊野

NHKTV『ブラタモリ』で、「熊野」を取り上げてました。

この番組はよく見てます。

いろんな土地を取り上げる。

今の土地というのは、昔々に隆起したり陥没したりして、今の土地になった。

今の土地がなければ今の暮らしはない、ということがよくわかります。

いくら人が勤勉でも、海の中に田んぼはできない。

隆起と陥没に感謝、花崗岩玄武岩に感謝という気になります。

タモリさんがいろんなことをよく知ってるので感心します。

さて、熊野です。

神様がいる特別な土地というんですが、ああそうですかというほかないです。

昔々から信仰の対象だったというような話は、ぜんぶ、ああそうですかと思います。

昔の人は信じてたんだ、とも思うし、昔の人でもそうは信じてなかったのじゃないかとも思います。

霊験あらたかとか、祈りが通じるとかって、めったにないと思うんですけどね~。

「熊野詣」の人気はすごかったらしく、後白河法皇が何十回、後鳥羽上皇が何十回とか紹介してましたけど、それってすごいこと?

モノ好きにもほどがあるとかアタマおかしいとか何考えとるんやとかはた迷惑とかいう話じゃないでしょうか。

一人で行くのは勝手ですが。

 

小学3年生

きのうの午後、チャイムが鳴ったので出たら小学3年生のゆうちゃんでした。

家に帰ったらママがいないと言うんです。

ママが下校時間をまちがえてたんです。

ウチから徒歩2分の強みです。

出先からあわててむかえに来たママに人差し指を突き付けて、「きょう何曜かわかってるん?」と詰問してました。

ゆうちゃんが庭掃除をしてくれるというんです。

う~ん、掃除するのか散らかすのかわからんけど、まあやってちょうだい。

すぐ飽きて入ってくると思ってたら、熱心にやってるじゃないですか。

実に熱心である。

竹のほうきで落ち葉を集めて、別のほうきできれいにチリ取りに入れてる。

サツキの植え込みの上に乗った落ち葉をほうきで払い落し、根元に入り込んだ落ち葉を搔き出し、芝生の枯れたのまで根気よく黙々と搔き集める姿は、小学3年生というより禅寺の小坊主。

仕上がり、後片付け、見事な庭掃除でした。

う~ん、生まれてからついこの間まで、ちらかす以外にしたことのなかったゆうちゃんが・・・。

どこか部品交換したのかな。

ふとヘンなことを思ったんですが、昔々は、これくらいの年から奉公に出たんですね。

使い物になるなあと思いました。