若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

初登校

本来ならば今年ウチの孫はめでたさトリプルであった。

あきら君、しょうちゃん入学、みいちゃん入園おめでとうございます!さあ、ご陽気にぱ~っとまいりましょう!というとこだったんですが、コロナのおかげでなんだかふにゃふにゃとなってしまった。

奈良市立小学校は、一応6月から正式再開で、5月中は学年別五月雨式再開のようです。

今日はあきら君の正式初登校。

あきら君とママがウチの前を通るのを家内と二人で日の丸の旗を振って迎えたいとこですが日の丸は自粛しました。

わ~い!という気になれないのがいやですね。

明日はしょうちゃんの登校日なので「テレいってらっしゃい」させていただきます。

先生も大変ですな。

乗馬クラブも再開ですが、馬たちはこの日の来るのを楽しみに待ってくれてたのであろうか。

まあ、そうは思えませんね。

一ヶ月半、気ままに暮らした馬たちが私たちをどんな態度で迎えるのか、心配です。

住居表示料金

きのう書いた「虚栄地名」ですが、ニューヨーク市では地名表示は各区が許可権を持ってるようです。

不動産業者が区に「地名番地変更」を申請して、かっこよくて、おしゃれで、いかにも金持ちが住んでそうなイメージの「地名」を買うんです。

料金というか手数料というか、だいたい数十万円から百万円ていどが相場みたいです。

ネットで見てたらこんな記事がありました。

2014年、マンハッタンに富裕層向けの超高層マンションができた。

そのマンションは「パークアベニュー」に面してないけど、業者は「パークアベニュー」という「地名」が欲しかった。

「パークアベニュー」によほど高級そうなイメージがあるんでしょうね。

業者は120万円ほど払って「パークアベニュー432番地」という住居番号を手に入れた。

この記事を書いた人が怒ってるんです。

安すぎると言うんです。

この超高層マンションの一番安い部屋が17億円ほどだそうです。

たしかに120万円は安すぎるような気がしますね。

自分がこのマンションに行くことは一生ないから番地なんかどうでもいいけど安すぎる!と怒ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「虚栄地名」と『港町13番地』

『住所録』という本を読んでますが「vanity address」という言葉が出てきます。

「虚栄地名」と訳せばいいんでしょうか。

日本で言うと「〇〇銀座」みたいなもんですかね。

関西で高級住宅地として有名なのは「芦屋」ですが、私が奈良市に金を払って住居表示を変更して私の家が「芦屋25番地」になったりする。

そういうのがアメリカでもカナダでも流行ったそうです。

ビルの名前を建っている土地と関係ない名前にする。

たとえば、東京都荒川区若草町1853番地に建ったビルを「銀座1丁目ビル」と名付ける。

火事になってビルに取り残された人が消防に電話する。

「か、火事です!銀座1丁目ビルです!」

銀座を目指して出動した消防車が「銀座1丁目ビル」を探している間に焼死者が出る。

こういう悲惨なことがカナダで実際にあったそうです。

虚栄地名があれば縁起の悪い地名もある。

ロンドンの番地で、「〇〇通り1番地」から「〇〇通り15番地」まであるとすると、「13番地」だけないというのが3割以上だそうです。

日本では「4」ですね。

美空ひばりの『港町13番地』もキリスト教国の人にとってはギクッとするタイトルかもしれません。

なんとなく不吉な感じ。

あちらのおめでたい席では歌わない方がいいかもしれない。

あちらのおめでたい席に招かれて『港町13番地』を歌おうという人がいるかどうか知りませんが念のため。

 

 

素晴らしい賭け麻雀

麻雀は学生時代だけでした。

社会人になってから聞く麻雀の話はろくなのがなかったです。

えらい人や強い人がえらくない人や弱い人を集めて賭け麻雀をして自分が勝つまでやめない。

ある会社の営業マンが得意先の社長との麻雀についてぼやいてました。

「経営者がサラリーマンからむしり取ってどうするんや」

大商社のサラリーマンが中小商社のサラリーマンをむしるとか、そんな話ばっかり。

 

私が社会人になりたてのころ、お世話になってた中堅商社の創業者会長に聞いた話はちょっとちがう。

かなりのご高齢に見えましたが、今の私と同じくらいだったんですね。

業界では有名な立志伝中の人物で、和歌山の小学校の卒業式の後家にも帰らず、「商売人になるんや!」と大阪を目指した。

当時は会社を息子さんに任せて気の向いた時に出社という感じでした。

会社の会長室では松下幸之助風、自宅で和服でくつろぐ姿は中村鴈治郎風、どっちもサマになってました。

その会長が好きな麻雀についてにこにこと話した。

「商社の若い連中とかが『会長、麻雀しましょ』いうてよう誘いに来るんや。負けたらすぐ払うし、勝っても取らんやろ。そやから小遣いなくなったら『会長、麻雀しましょ』言うて誘いに来るんや。人気者やで」

素晴らしい賭け麻雀です。

いや、これは賭け麻雀とは言わんか。

何麻雀か知らんけどいい麻雀です。

会長は亡くなったし息子さんも亡くなったし会社もなくなりました。

会長が亡くなった後、病弱だった奥さんが見ちがえるように元気になってさっそうと生き生きと晩年を過ごされたのはびっくりでしたね~・・・。

 

 

 

黒川検事長賭け麻雀を認める?

朝日新聞朝刊に、「黒川検事長麻雀」と出てました。

夕刊で、「賭け麻雀を認める」とは早いじゃないですか。

なぜ認める?

サンケイの記者二人と朝日の記者、みんな古い付き合いでしょ。

口裏合わせて「賭けてません」と言えばいいじゃないですか。

「うそつけ!」とガンガン言われるとは思いますが、素人じゃあるまいし、検事長と新聞記者、修羅場は何度もくぐってるはずです。

カエルのつらにしょんべん何を言われてものらりくらり柳に風暖簾に腕押し知らぬ存ぜぬで押し通すくらい朝飯前でしょう。

 

それも相手は週刊文春ですよ。

これが賭け麻雀の現場に警視庁が乗り込んで「御用だ!動かぬ証拠はこれこの領収証!」ならアウトです。

 

「領収証

 サンケイ新聞様。

 金五十八万三千円也

 但し賭け麻雀代金。

 黒川検事長(印)」

これならダメ。

あっさり認めたとこを見ると検事長、領収証書いてたのかな。

きっちりした人だから。

 

それにしてもおかしい。

黒川検事長は渦中の人ですよ。

渦中も渦中大渦中、カチューシャ可愛や別れのつらさてな気楽なことを言ってられる立場じゃない。

渦と言われて私なんかが思い浮かべるのは蚊取り線香くらいですが黒川さんは日本国を揺るがす大渦の真っただ中に居るんですよ。

マスコミにつけ狙われてると思わないんですかね。

ほとぼりがさめるまでおとなしくしてようと私なら思いますがそんな気の小さいことでは検事長にはなれないんでしょうな。

 

言い訳は考えてたと思います。

検事長!緊急事態宣言の中、三密禁止を破って麻雀とは!」

「いえ、麻雀は四密です」

「こりゃまた失礼いたしました!」

これで済むと思ってたかもしれない。

 

いろいろ考えてたはずです。

何しろ検事長ですからね。

 

「麻雀ではありません。四人で百人一首してたんです。私の得意札は『あまつかぜ』です。坊主めくりは弱いです」

 

「麻雀ではありません。四人でトランプしてたんです。私は神経衰弱に強いんですが、七ならべはサンケイの加計さん、ババ抜きは朝日の森友さんが得意です」

 

これで逃げ切れると思うんですが、検事長、攻めるのは強いけど守りに弱いのかな。

あまりのあっけなさに安倍さんたちあきれてると思います。

「案外頼りなかったなあ。定年延長してもアレではなあ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親知らず抜歯

先週の水曜、頭が痛くなった。

左のこめかみのあたりがジ~ンと痛い。

そのうちおさまるだろうと思ってたけど木曜になってもまだ痛いのでかかりつけのお医者さんに薬をもらいました。

飲むとすっと痛みが消えたので安心してたら1時間ほどしてまた痛くなった。

金曜も薬を飲んでから1時間は痛みが消えてまた痛くなるという繰り返しで、そのうちこめかみだけじゃなくて顔の左半分が痛いのに気づいた。

あれ?頭痛じゃなくて歯が痛んでるのか。

左の下の奥歯のあたりから痛くなって、それが上がってこめかみに行ってるような気がしてきた。

土曜日になると、左の下じゃなくて左の上の奥歯が痛みの元のような気がしてきた。

で、さわってみると左の上の一番奥の歯茎が痛い。

頭じゃなくて、歯に決定。

 

月曜にいつも行く歯科医に電話したら一番早くて水曜というので今日行ってきました。

行く前に家内が、「もし抜くのなら専門の先生にしなさいね」と言いました。

これにはわけがある。

何年か前、長女がこの先生に親知らずを抜いてもらうことになって、一騒動あったんです。

親知らずと悪戦苦闘ついに抜くことができず、「日を改めてチャレンジさせてください」と先生がいうのを、疲れ果てた長女はきっぱりと断って、親知らず専門の先生に抜いてもらったんです。

あっさり抜けたそうです。

 

しかし、私の場合、いざ抜くとなって「ほかの先生に頼みます」とは言いにくいじゃありませんか。

抜くことにならないよう祈ってました。

 

祈りは通じなかった。

レントゲンを見ながら先生は、「選択肢は二つです」と言いました。

「神経を抜くか歯を抜くかのどちらかです。ま、決めるのは若草さんですが」

じゃ、神経を抜くほうでお願いします!と言おうと思ったら先生は、「まあ、神経を抜きにくい場所であることはたしかなんですがねえ」

う!先生は歯を抜く方に誘導?

「・・・でも先生、歯はできるだけ残した方がいいと言いますよね」

「まあ、残しておいて役に立つ歯なら残してもいいんですが、この歯はね・・・それに、この歯を抜けば奥の方がずいぶん磨きやすくなりますよ。ま、決めるのは若草さんですがね」

う!かなり強引な誘導。

決めるのは若草さんって、先生はもう決めてるのでは・・・?

「でも、抜くとなると大変ですよね」

「いや、まあこれですからね」と軽く笑って先生はレントゲン写真を指さすんですが、「これですからね」と言われてもね~。

「抜くなら専門の先生」という家内の顔を思い浮かべて煩悶する私を見た先生は笑顔で「私なら抜きますね。決めるのは若草さんですが」

これはすでに誘導の域を超えてません?

「じゃあお願いします」と言いながら、これ、あくまでも私が決めたことになるんだろうなと思いました。

 

抜くのは早かった。

あっという間に抜けました。

あれこれ悩んで損した。

 

 

 

 

 

 

コロナ対雑草

コロナと雑草もし戦わば!?

かなりの熱戦が予想されますが、残念ながら直接対決はありません。

 

ウチの自治会の公園はさびしい公園です。

子供が来ない。

このあたり、各自治会に一つ、遊具もそろった立派な公園があるんですが、ちょうど真ん中あたりにある公園に人気集中なんです。

集まりやすいんでしょうね。

ゆうちゃんもあきらくんも、遠いけどそっちに行く。

 

さびしい公園はどうなるか。

草ぼうぼうになる。

人気のある中央公園は雑草が生えない。

子供たちに踏みしめられて生える間がない。

 

ウチの公園は草ぼうぼう。

それが、今年のコロナ騒ぎで草ぼうぼうじゃなくなった。

さびしかった公園に子供たちが集まるようになった。

今日も車が何台もとまって親子連れが遊んでました。

よその地域からも来てるんですね。

中央公園みたいに「草も生えない」というほどじゃないけど、例年のような「草ぼうぼう」じゃない。

「草ぼ」程度です。

 

風が吹けば桶屋が儲かる

コロナが流行って雑草が踏みつけられる。

この勝負、わけわからんけどコロナの勝ち。

 

そういえば、コロナのせいで観光客がいなくなって鹿せんべいをもらえない奈良公園の鹿が凶暴化してるというデマが流れたようです。

奈良の鹿愛護会は、「ご心配なく、エサは十分あります。鹿せんべいはおやつです」と言ってます。

 

しかし、おやつの方が大事ですよ。

ウチの奥さんだって長年、食事は減らせるけどおやつは減らせないと居直ってます。

そんなことだから体重が・・・。

 

なんの話か。

鹿せんべい、じゃなかったコロナ対雑草でした。