大阪の中学生が、肝試しをしようと空き家に侵入したところ、服を着たまま白骨化した男性の死体を見つけたと言うことだ。
ラッキーと言ってよいのか。
しばらくは夢でうなされますね。
警察の調べでは、この男性の死には、事件性はないとのことである。
私も、小学生のとき、友達何人かと空き家に侵入したことがある。
同級生のI君が、近所に、怪しい不気味な家があると言ったのだ。
探検することになった。
放課後、クラスの何人かが近くの川の橋のたもとで集合した。
私は、何か「武器」がいると思ったので、大きな釘を持っていった。
釘を見せたら、皆それぞれに、ねじ回し等の「武器」を持ってきていた。
それなりの覚悟はしていたのである。
十分ほどで、その家についた。
壊しかけの民家だった。
怪しくもなければ不気味でもないので、がっかりすると同時にほっとした。
中に入っても、薄暗くもなんともなく、探検するほどのことはないな〜と思ったとき、誰かが、「ガイコツや!」と叫んで、床を指差した。
見ると、割れた便器だった。
やはり、がっかりすると同時にほっとした。
それを唯一の収穫として、探検隊は解散した。
そんな私たちに比べて、この中学生たちは幸せだ。
いい思い出になるであろう。