若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

警視総監特別表彰

朝日新聞によれば、一月ほど前、中央高速道を走っていて逮捕されたニセ白バイの男が書類送検されたそうだ。

この男は24歳の会社員で、以前から白バイ隊員にあこがれており、採用試験も受けたが落ちてしまった。
しかし、夢が捨てきれず大型バイクを改造して白バイに仕立て上げ、制服もそれらしいものを着用して走っていたのである。

中央高速道を通行中の覆面パトカーが、白バイが走る時間ではなかったので不審に思い取り調べたところ偽装が発覚した。
調べに対して男は、「模範的な運転をして、他のライダーに安全運転の仕方を教えたかった」と供述したそうだ。

く、く〜〜〜!
小泉首相なら「感動した!」と叫ぶところだ。

覆面パトカーの人もひどいではないか。
ふつうなら、「そうですか!交通マナー向上のためがんばってください!」と励ますところだ。
それを、逮捕、書類送検とは!
日本の警察には血も涙もないのか。

春の全国交通安全週間でこの人を「警視総監特別表彰」すべきだ。
もちろん、表彰状はニセモノでよろしー。
「一日警視総監」になった福原愛ちゃんがつけひげをつけて渡すと盛り上がると思う。

この一件に触発されて若草鹿之助商店警察事業部では、警視庁に対し「ニセ白バイ部隊」の創設を提案した。
警視庁ではこの案を高く評価、具体的な作業に入るためプロジェクトチームを作った。
この案は、国家財政の厳しい状況が続く中、民間の活力を利用して日本の再生を果たそうとする小泉政権の趣旨に沿うものと確信している。

「白バイ」にあこがれているバイクファンは多い。
逮捕された男性のように、バイクも制服も自分で用意してくれるのだ。
こういうボランティアを利用すべきだ。
もちろん一定の資格は必要なので、警視庁で「ニセ白バイ隊員養成所」を作って、法令、運転技能などの研修を行う。授業料を取れるし、教官として天下り先も確保できる。

「ニセ白バイ隊員」の任務は、「一般道および高速道路での模範運転」「マラソン、駅伝などの先導」「要人を気取りたい人の車の先導」とする。
警視庁の人件費カット、新たな収入源として実現に向け当商店の全力を挙げて取り組む所存である。