若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

日記

久しぶりで、ヘンな日記を探してみた。

悲惨な日記を見つけてしまった。
読みたくなかった。
お母さんが「パチンコ狂」という人の日記だ。
お母さんは、かなりの年だ。家族が困り果てている。
病気なのだろう。
日記を書いている娘さんが、パチンコ屋への送り迎えをさせられている。せざるを得ないようだ。

「するなとは言わないから、9時までには帰ってくること」という約束をしたその日に、お母さんは9時過ぎにパチンコ屋から電話をしてきて、「もうちょっとしてていいか」と言う。
この人の日記は、数日で終わっていたが、日記どころではないでしょう。

どういうわけか、もう一つ「パチンコ狂」の日記を見つけてしまった。
この人は若い男性だ。
バイクを買うためにこつこつためた金から、10万円取り出してパチンコに行って負けてしまう。
自己嫌悪に陥りながら、「パチンコを知らなかった日に戻りたい」と書いている。
この人も、三日で日記を終わっている。
日記どころではない。

ある手話サークルの日記。
これは珍しい日記(?)だった。
2001年から、ほぼ月一回の役員会の報告だ。
月一回、ずっと書き続けてあるが、なぜこれを「さるさる日記」に書くのか不思議だ。

とにかく、書き続けている人は少ない。
何ヶ月ぶりかで書く気になって、「お!まだ日記があった!」と感激してる人が何人もいる。

2000年の4月から書き始めたある男性は、2002年までは何とか書き続けている。
2003年1月13日に、誕生日だ、と書いてから途切れる。
2004年1月13日に、1年ぶりだ、と書いてまた途切れる。
今年の1月13日、また1年ぶりに、「これでは年記だ」と書いている。

「年記」も三年にもなると、年季が入った年記といっていいだろう。