今気づいたんですがこの日記を書き始めて20年です。
2003年1月から書いてます。
書くきっかけになったのはマキちゃんという若い女性です。
私が2002年の3月、若草山の「鹿せんべい飛ばし大会」で「鹿せんべいツイスト」を歌って踊ったのを彼女が見に来てたんです。
大会の後、インターネットでだれか取り上げてないか調べたら何人かが書いてた。
その中の一人がマキちゃんで、ブログに「鹿之助、歌はイマイチ」とかいろいろおもしろおかしく冷やかしたりけなしたりしてた。
うれしくなって「歌がイマイチで悪かったね」とメールを入れたら大変に驚いたようで「失礼しました!申し訳ございません!不適切と思える部分は削除いたしましたのでご確認ください」と平謝り。
「いや、ナイスつっこみです」と返事を入れた。
彼女のブログがおもしろかったので私も書いてみたいと思った。
どうすればいいのか聞いたら「鹿之助さんなら、簡単に利用できる『さるさる日記』というのがいいでしょう」と教えてもらって書き始めて20年。
その後すぐ彼女は出産したからその子も20歳くらいですね。
マキちゃんどうしてるかなあ。
『さるさる日記』は当時「利用者10万人」とか言ってましたが、「利用者」の大半は「今日から日記始めました!」で終わってる人でそのほかの大半が三日坊主で、そのほかの大半は半年くらいだったかな。
他人さんの日記を読んで思ったのは、どんな人の日記でも同じパターンの繰り返しということです。
私自身そうですがこれはしかたない。
そう新しいことは起きない。
「タクシードライバーの日記」とか「旅館の女将の日記」とか、客が変われば新しい話題がどんどんあるだろうと思うけど目新しさで言うと半年が限度かな。
知らない人の日記を1年続けて読むことは少ないです。
この日記の読者も入れ替わってると思います。
続けて読んでくれてるのは身内、友人十数人、ネットで知ってくれた人が同じくらいでしょうか。
『さるさる日記』というサービスは今はなくなったんですが、当時「長距離トラックドライバーの日記」というのを愛読してました。
珍しく1年以上読んだので「毎日楽しく読んでます」とメールを入れたら返事がきた。
「腰を抜かすほどびっくりしました!」
なんとその方も私の日記を「毎日楽しく読んでます」というんです。
わが人生最大の不思議と言っていい出来事でした。
この日記で困るのは、口から出まかせを書いてるので後で読み返してほんとかウソか自分でもわからないことです。
たぶん誰の日記もそうですよ。
自覚してるだけまし。
と思います。