若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

兄弟

テレビのニュース。

葛城山に登ると言って、昨日の朝家を出た兄弟が夜になっても戻らないと、家族から捜索願が出された。

また子供か!
胸が痛む。

ところが、この兄弟、兄が88歳、弟75歳と聞いて、なんだかうれしくなる。
遭難で喜んではいけない。
心配すべきである。

しかし、テレビ画面で、警察犬が藪の中に入り込んでいく姿を見ても、どういうわけか、心配を押しのけて、心の底から力が湧いてくるような気がする。

テレビ局も、私と同じ気持ちみたいで、最初に、「捜索願が出されていた兄弟は、今朝無事発見されました」と言えばいいのに、それは最後まで明かさず、山に入る警官を写したり、警察犬を写したりして、引っ張っている。

今朝、二人がダムの近くを歩いていたところを、散歩していた人が見つけた。

88歳と75歳で山登りとは元気でいい。
兄弟で、というのがうれしくなる。

私の妹は主人とよく山歩きをしている。
私が妹と山に登って遭難したら、妹が私をかついで降りてくれるだろう。
安心だ。