朝日新聞奈良版の広告。
「仏教相談センター」
心あるお坊さん達が、悩みを抱える人たちの相談に乗ろうというのであろうか。
漫画がかいてある。一休さんのようなかわいいお坊さんが、「僧侶と話しませんか」と言っている。
う〜ん。
親しみは感じるが、この子に相談する気にはならない。
「宗派を問わず、仏教の相談に応じます」
親切だ!と感激するのは素人の浅はかさ。
「20分以内無料」
僧侶とゆっくり話している場合じゃない。
相談はてきぱきと20分以内にすませなければならない。
20分過ぎるといくらかかるか書いてない。不安である。人を不安にさせるのは仏の道に反する。
「写経、写仏、瞑想もできます」
これも20分以内無料だろうか?
「お気軽にお越しください」
親切だ!明日行こう!と思うのは素人の浅はかさ。
「定休日、木曜」
定休日を書きながら営業時間が書いてないのも不親切である。
「仏教相談センター」は「新聞広告相談センター」に行ったほうがいい。
同じく朝日奈良版の記事。
「51歳の女を逮捕」
「電柱によじ登って交際していた」という書き出しを読んで、変わった交際の仕方もあるものだと驚いたが、最後まで読むと驚かなくていい。
「電柱によじ登って交際していた男の部屋に侵入した女が逮捕された」
書き直すべきだ。
「交際していた男の部屋に、電柱によじ登って侵入した女が」
続きを読むとやはり驚く。
この女は、昨夜11時ごろ、電柱を約10メートル登って、マンション4階の男性の部屋にガラス窓を破って侵入したというのだ。
10メートル!
51歳で!
ガラスを叩き割って!
現行犯逮捕と書いてあるから、男性が通報したのだろう。
びっくりしたでしょうな。
この女が電柱に登りかけた時、通りがかった人が、「電柱でござるぞ!」と止めたのに、「武士の情けじゃ!お放しくだされ!」と叫んで登っていったそうだ。
朝日新聞の犯罪報道には時々首をかしげる。
犯罪報道は、憎むべき犯罪を伝えたり、読者にこういう被害にあわないよう呼びかけたりする意味があると思うが、たまに、面白がってるんじゃないかと思えることがある。
しかし、この記事を見て、関西電力がこの女性を電柱保安要員として採用しようと考えるかもしれないから、いい記事だと言える。