今日も、もちろん、花ちゃんと公園です。
かなり暖かかったので、花ちゃんのコートをどうしようか迷ったけど、着せて行きました。
公園では、幼稚園に通ってるという、男の子や女の子が遊んでた。
一番年長と思える女の子が、花ちゃんを見ると、「着せすぎや」と、私に言った。
「え!き、着せすぎかな?」
「うん、脱がせた方がいいわ」
幼稚園児に言われて脱がせるのもシャクだから、ボタンだけ外しました。
幼稚園年少組という感じの、可愛い男の子がすべり台で遊んでた。
花ちゃんが、トコトコすべり台に近づくと、男の子についてきていた上品そうなお母さんが、「こうた君、赤ちゃんが来たよ。気をつけてあげてね」と、やさしく注意してくれました。
すると、男の子は、すべり台の上で仁王立ちになって、お母さんに向かって叫んだ。
「お〜ら〜!なにぬかしとるんじゃ!ええかげんにせんかい!あのな〜、ワシはなあ・・・」
幼稚園でおぼえたのであろう柄の悪い大阪弁で、エンエンと悪態をつきまくった。
私は、思わずふきだしましたが、お母さんの顔は引きつりましたね。
「こうた君!何を言うの!やめなさい!」
お母さん、ぶち切れ。
男の子は、うれしそうに、「あはは」と笑った。
お母さんは、顔を引きつらせたまま、「ちっともおかしくないわ!」と切り捨てました。
花ちゃんのお友達の奏助君が、お母さんとやってきた。
カメラを持ってたので、二人の写真をとろうと思ったけど、なかなか二人そろってじっとしてにっこりはしてくれない。
困ってたら、さっき、「着せすぎや」といった女の子が、「とってあげよか。私、カメラ名人やねんで」と言った。
カメラ名人!
おねえちゃん、頼りになりますな。
その子にカメラを渡して、花ちゃんと奏助君をつかまえて、ハイチーズ!
女の子からカメラを受け取って、再生したけど、写ってない。
「おねえちゃん、写ってません。もう一回お願いします」
「ハイチーズ!」
また写ってない。
自称「カメラ名人」、アテになりませんな。
写ってることにして、「ありがとう」と言ったら、その子は、「失礼しました」と一礼して向こうへ行った。