若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

久しぶりの鬼ごっこ

「バナナ鬼」って、知ってます?

知りませんでした。

鬼にタッチされたら、両手をあげて三角形を作ってバナナになる鬼ごっこです。

今日、ゆうちゃん、あきらくん、ママといっしょに公園に行きました。
公園は二年ぶりくらいですね。

今5歳のはなちゃんが1歳何ヶ月かのころ、よく来たもんです。
公園で、はなちゃんが遊ぶのを、目を細めて見守っておりました。

もうすぐ4歳のゆうちゃんが1歳何ヶ月かのころ、夢よもう一度と、ゆうちゃんを連れて公園に来て驚いた。
目を細めて見守ってなんかいられない。

猛スピードで走り回るは遊具に駆けのぼるは、目を細めるどころか、目を見開いて神経も見開いてというかなんというか、気が休まらない。

危ないと思っても、ゆうちゃんを追っかけられない。

一度行っただけでへとへとになって、それ以来公園から遠ざかってました。

男の子と公園はムリだと悟って、あきらくんとも来たことがない。

で、今日はママいっしょだから、久々の公園です。

公園では、小学校高学年の男の子たちが数人、プラスチックのボールで野球をしてた。

ゆうちゃん、あきらくんのすぐそばには、小学低学年と思える女の子が二人と、幼稚園と思える男の子が一人、三人仲良く遊んでました。

その三人が、「鬼ごっこをしよう」と言い出した。

「なにする?」
「バナナ鬼!」

女の子が、「じゃ、バナナ鬼ね。鬼になる人、手を上げて!」と言いました。

そばで聞いてた私は、さっと手を上げた。
もちろん、じょうだんですよ。

勢いよく手を上げたけど、気づかないだろう。
気づいたとしても、「あはは」と笑われるだけだろう。

ところが!

私が手を上げた瞬間、三人は、ダ〜〜ッ!とものすごい勢いで駆け出して、散り散りになった。
公園のはるか向こうに行ってしまった。

うん?
どうしたん?

私は、何が起きたのかわからず、きょとんとしてしまった。

すると、横にいたゆうちゃん、あきらくんのママが、にやにや笑いながら、「あの子たち、本気やで」といいました。

えっ!
ほ、ほ、本気!!!

本気なんすか!
私、鬼なんすか!

「いや〜、キミたち、じょうだんじょうだん!しゃれのわからん人たちやねえ!」なんて言えませんよ。

幼稚園男児と、小学生低学年女児が二人、本気になって、雲の子を散らすように逃げ去ったのだ!

ここは本気になって追いかけるべきでしょう!
責任ある大人なら、徹底的に追いかけるべきである。
笑ってごまかすことなど許されることではない!

よ〜し!
ターゲットは、幼稚園男児

楽勝ですな。
むはは。

標的、幼稚園男児
ロックオン!

だ〜っと追いかけました。

ありゃりゃ、追いつかない。
追いつきません。

幼稚園男児、なんというスピードであろうか。

こりゃあかん。

方針変更!
小学低学年女児ならだいじょうぶ。

たぶん・・・。

だ〜っと追いかけました。

追いつかんがな。(-_-;)

公園中走り回ったけど全然ダメ!

追いつめた!と思ったらすべり台に駆け上って、上からあざ笑う。
遊具の陰に隠れてようが、完全に読まれてる。

ぜんぜんダメ!
まったくダメ!

つかれるだけ。
おもしろくない!

や〜めたやめた!
ごっこや〜めた!

すねてむくれて、いちぬ〜けた!