若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

原子時計

朝日新聞夕刊「窓」

原子時計について書いてあります。
原子時計というのはとても進んだ時計です。

狂って針が進むダメな時計というんじゃないですよ。
最新式の、という意味です。
とっても正確ないい時計です。

原始時計は遅れた時計です。
日時計とか水時計

さて、セシウム時計というのは、3000万年に一秒しか狂わないそうです。
「1秒」とはどういう時間かというと、セシウムが出す電磁波が91億9263万1770回振動する時間だそうです。
1秒間に92億回近く振動するとは、セシウムというのは非常に落ち着きのない元素ですね。

1秒間に92億回近い振動というと、よほど動体視力のいい人でないと見えませんよ。
すごい時計です。

セシウム時計でもすごいのに、このたび東京大学の教授がストロンチウムを使った「光格子時計」というのを作った。
作った、といっても組み立てたのかどうかは知りません。
たぶん、「光格子時計」というのは、組み立てたりするもんじゃないでしょうな。

まあ、なんか知らんが、その「光格子時計」は、なんと、6500万年に1秒しか狂わない、と書いてあります。
ということは、1億3千万年に2秒狂う。

う〜む・・・。
これを「狂う」というんでしょうか。
1億3千万年に2秒でっせ。

これを狂うという方が狂ってると思う。

光格子時計」は狂わない。

これが正しい。
と思います。

だいたい、今から1億3千万年もしたら、宇宙のネジがゆるんでると思う。
地球の自転も公転もとまってるのではなかろうか。
誰かがネジを巻いてくれないと動きませんよ。

地球も火星も月も太陽もとまり、流れ星もとまり隕石も落下せず、宇宙のすべてが静止し、バクテリアさえ死に絶えた中で、「光格子時計」だけが、チクタクチクタクボ〜ンボンと時を刻み続けている。

いくら正確でもむなしいと思います。