若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

偏見と誤解

偏見、誤解は誰しもあるとは言いませんが私にはある。

今朝、テレビ体操をしようと思ってテレビをつけた。

早朝じゃありませんよ。
録画してあるのを見ながらやるんです。

べつに録画に合せてやらなくてもいいようなもんですが、ひとりで音楽もなくやるのはさびしいもんですよ。
どうせなら先生やお姉さんたちといっしょに楽しく体操したいじゃありませんか。

で、10時半ごろテレビをつけたら、男性アナウンサーが二人、津波のことを話してた。
数百年前の大阪の津波の話のようだ。

字幕には「古文書で見る津波」というふうな説明が出ていた。
上町台地のすぐ下まで波が来たという。

古文書の写真が出たり、大阪歴史博物館だったかの研究者が出たり、なかなかおもしろそうだった。
高知大学の教授を訪て研究結果を聞いたりしていた。

おもしろそうなので録画しよう。
でももうすぐ10時半なのですぐ終わるかもしれないし、何かの番組の短いコーナーかもしれない。
新聞のテレビ欄で確認する。

NHK総合を見たがちがう番組だった。
教育テレビもちがう。

特別放送なのか。
奈良だけ別なのか。

おかしいなあと首をひねってるとコマーシャルが始まったのでびっくりした。
NHKだとばかり思ってました。

二人のアナウンサーはとてもまじめそうに見えたし、とてもまじめそうに話してるし、ナレーションは淡々としてるし、派手な音楽は入らないし、盛り上げ役のタレントはいないし、完全にNHKだと思ってました。

これが偏見でなくてなんであろうか。
民放は騒々しい、ふざけてるかヘンに深刻ぶるかのどちらかだ、と思い込んでる。

一見あほそうな若い女性を大学に行かせて、「ええ〜〜っ!先生!こんなとこまで水が来ちゃったんですかあ?」と目をくるくるさせたり、落語家に、「ほほ〜、そら、えらいことでしたんやなあ。けどセンセ、なんでそんなことがわかるんですか」などと言わせるのが民放だと思い込んでた。

己の偏見を思い知らせるなかなかいい番組だ、続きを見よう!と思ってたら、ピンポ〜ンとチャイムが鳴って、誰かと思ったらゆうちゃんだったのでで家内と飛んで出た。

せっかくの民放力作であったが、もちろん乳母車でお散歩途中のゆうちゃんの方が見ごたえがあるので、家内と二人わいわい騒いでたらお隣の奥さんが出てきて、きゃあかわいい!と騒ぎが一回り大きくなって、表で三十分ほど騒いでたので続きを見ることができなかったのは気の毒であった。

↓「おばあちゃんのひざに立つゆうちゃん」描き始めました。