「気まずい」というのは、うまい言葉ですね。
「気まずい雰囲気」を味わったことのない人はないでしょう。
きのう、IHヒーターでお湯を沸かしてました。
沸騰したのでスイッチを切りました。
スイッチを切ったのに、まだグラグラと沸騰し続けてる。
なぜだ!?
いったいどういうことであろうか。
一瞬焦りましたが、沈着冷静な私はすぐ気づきました。
IHヒーターのスイッチじゃなくて、換気扇のスイッチを切ってたのであった。
自分ひとり、気まずい雰囲気を味わったのであった。
美術予備校。
ベラスケスの模写をしてます。
道具を広げてさあ描こうと思ったら、ベラスケスの原画を持ってくるのを忘れてました。
今度は自分ひとりというわけにいかず、教室中に気まずい雰囲気が漂ったのであった。
予備校生なら、「アホか!」と一喝ですが、気まずい微笑の先生であった。
「じゃあ、久しぶりに石膏デッサンでもしますか!」と、気まずい雰囲気を吹き飛ばすかのような先生のヘンに明るい声に励まされて石膏像に向かいました。
社会人デッサンクラスを修了した実力を発揮する機会です。
人物画で鍛えた腕を振るう機会でもある。
張り切ってまいりましょう!
順調です。
そこらの素人さんとはちょっとちがいますよ。
調子に乗って描いてたら先生が、「このあたりでちょっと離れて見ましょうか」と言われたのですが、なんだかちょっと気まずい雰囲気なんです。
なんだろうか?
先生の口調が気になりました。
「鼻の線なんですけどね、垂直から右に入ってるでしょう。よく見てください」
「ははあ・・・私のは左に出てますね」
先生は気の毒そうであった。
気の毒がってもらうことはないです。
私の眼力が未熟であることが再確認できてよかったです。ヽ(*´∀`)ノ