きのうは美術予備校。
社会人クラスに、半年ほど前から50代と思える女性が入りました。
石膏デッサンに取り組んでます。
あるていど描き進んだところで先生が、「先に進む前に、チェックしておきましょうか。自分で見直して、おかしいと思うところをノートに書きだしてください」と指示。
私が石膏デッサンをしたころを思い出しました。
「若草さん、あきらかにおかしいところが5か所あります。見つけてノートに書いてください」
え〜!
さんざん苦労してここまで描いたのに。
わかってるなら教えてちょうだい!
そういう私の心を見すかしたように、「指摘するのは簡単なんですが、自分で見つける、自分で気づくのが石膏デッサンの一つの目的ですから」
なるほどね。
で、新人女性は、ノートを手に石膏像と石膏デッサンを見比べてました。
チェックが終わって、先生を呼びました。
「まちがいさがし、できましたか?」と、ノートを見た先生が、「え!」と声を上げた。
「・・・こんなにたくさん・・・あの、この段階では、あまり細かいところまでチェックしなくてもいいんですよ。みっつよっつでいいんです」
まちがいだらけだったみたいです。