美術予備校では、このところ模写ばかりしてます。
勉強になります。
見てるだけではわからないことが、模写するとわかります。
いろいろわかるんですが、先生は、「描き方がわかった!と思わないほうがいいですよ」と言われます。
ホントです。
わかるのと描けるのはちがいます。
ガラスのコップに水が入ってるのをうまく模写できたからといって、ガラスのコップに水が入ってるのをうまく描けるとはかぎらない。
というか、うまく描けない。
描きまくらなければうまく描けない。
模写は模写である。
さて、風景画の模写に初挑戦。
モネの絵です。
モネが、ルノワールといっしょにパリ郊外の行楽地を描いた、楽しい雰囲気の絵です。
この絵の模写を始めたとき、先生に言われました。
「鹿之助さん、表面ばかり追っててはダメですよ。目に見えない基本的な構造をとらえましょう」
なるほどね。
先生というのはありがたいもんです。
波の一つ一つじゃなくて、大きな水面として考えることで、見え方がだいぶちがってきました。
モネは、こういうふうに見てこういうふうに描いたんだな。
↓完成を目指して、もうひとがんばりです。