大学の美術部同窓会で、安楽死が話題になりました。
二十年ほど前から、友達が集まると、病気の話や年金の話が多くなりましたが、ついに安楽死!
あと、話すことないですね。
十年後の我々はなにを話題にしてるでしょうか。
あの世、西方極楽浄土、天国が話題になるとは思えません。
昔話に花を咲かせるだけか。
後ろ向きですね。
安楽死について語る方が、まだ前向きと言える。
イヤな前向きもあるもんですね。
今回の同窓会で、意外な事実が判明しました。
一年後輩のSくんのことを、ずっと仙台出身だと思ってたのに、福島出身だというんです。
腰を抜かさんばかりに驚きました。
べつにチベット出身でも、モナコ出身でもいいんですけど、50年間思い続けてたことが、本人によって否定されたのはショックであった。
それも、あっさりと軽く否定されたのでカックンとなってしまった。
もうちょっと驚いてほしかった。
「ええ〜〜〜!ぼ、ぼくのこと、仙台出身と思ってたんですか!」
それくらいの反応はほしかった。
「鈴木君、津波では仙台の実家は被害はなかったの?」
「・・・ぼく、福島ですよ」
「ええ〜〜〜!き、き、きみ、仙台出身じゃなかったの!?ず〜っとそう思ってた!」
「へ〜」
それだけ。
あんまりあっさりしてるので、福島の実家の被害を聞くのを忘れました。