今日は乗馬クラブ。
「良い人」とはどんな人か。
むずかしいですね。
自治会の会長をやってると、自治会活動に熱心な人は良い人だという気になりがちである。
ちょっと待った。
自治会活動に熱心で困った人もいるんです。
熱心なのはいいけど、ヘンに熱心なのは困る。
ちょっと待った。
熱心とヘンに熱心とどうちがう?
まあ、むずかしい。
良い馬とはどんな馬か。
これもむずかしい。
「走れ!」と合図すれば走る馬が良い馬である。
ちょっと待った。
走ったら止まらないと困りますよ
「止まれ!」と合図したら止まるのが良い馬である。
止まらない馬は恐ろしいですよ。
つまり、合図通りに反応するのが良い馬である。
ちょっと待った。
ヘンな合図でも走ればいいのか。
正しい合図でないと走らない馬もいますよ。
走らないだけならいいけど、正しい合図でないと怒る馬もいる。
正しい合図でないと、ポ〜ンとはねたりする。
馬のお腹のこのあたりをこのくらいの強さで押してやる。
それが正しい合図。
ちょっとちがうと怒る馬がいる。
ダメな馬じゃなくて、競技会に出るような優秀な馬だったりする。
先生は、「問題は馬じゃなくて皆さんです」とよく言います。
良い人良い馬、むずかしいです。
自分はよい人かどうか、胸に手を当ててもいいし、頭に手を当ててもいいし、お腹でもお尻でもいいけど、よ〜く考えてみよう。