きのう、神戸のはなちゃん(一年生)から電話がありました。
お正月に、東京のおじいちゃんおばあちゃんとこに行ってきたことの報告です。
坊主めくりをして楽しかったそうです・
おぼえた百人一首を披露してくれたのには驚きました。
「持統天皇!♪はるすぎて〜〜〜〜〜」
実に堂々たる朗誦というか朗詠というか、こけそうになりました。
「つぎは、天智天皇!♪秋の田の〜〜〜〜かりほのいおのとまをあらみ〜〜〜〜」
立派なもんです。
「猿丸太夫!♪奥山に〜〜〜〜」
う〜ん、これは大変だ。
来年に向けてかなり頑張らねばと家内と気を引き締めあいました。
今日は、妹のことちゃん(幼稚園年中さん)から電話がありました。
「もしもし、おじいちゃん、ことです。持統天皇!」
え!いきなり、じ、じ、持統天皇って・・・。
唐突ではございませんか。
はは〜ん、きのう、お姉ちゃんがかっこいいとこ見せたので、張り合うつもりですね。
「持統天皇!はるすぎて〜〜〜、なつ、なつ、なつきたるらししろたえの〜〜〜、ころころころもほすちょう・・・あまの・・・かぐやま〜〜〜」
朗詠し終わって力尽きたらしく、「はなちゃんとかわります」と言って電話を替わった。
「はなちゃん、ことちゃんは持統天皇だけ?」
「そう、持統天皇の次は猿丸太夫をおぼえたらって言ったんだけど、もういいって。はなちゃんはもっと言えるよ」
「ふ〜ん」
「小野小町!♪はなのいろは〜〜〜〜うつりにけりないたづらに〜〜〜・・・」
「すごい!」
「山部赤人!♪田子の浦に〜〜〜〜・・・」
「すごいすごい」
「蝉丸!これやこの〜〜〜〜・・・次は、柿本人麻呂!」
「・・・」
一方的に押しまくられてる感じなんで、ちょっとカウンターパンチを。
「はなちゃん、僧正遍昭は知ってる?」
「そういう人は知らないけど、紫式部なら知ってるよ。♪めぐりあいて〜〜〜〜・・・次は紀友則!ひさかたの〜〜〜〜・・・」
「は、はなちゃん、すごいね〜」
「来年のお正月、百人一首しようね!はなちゃん、まけないよ!」
「うっ!」