久しぶりで、ボーカルの特訓を受けました。
「鹿せんべい飛ばし大会ライブ」に出てたころは、ヤマハで「直前ボーカル特訓」を受けたもんです。
「♪ア〜エ〜イ〜オ〜ウ〜」とか、腹式呼吸とかやってました。
きのうは、久々のボーカル特訓で、はなちゃんの厳しい指導を受けました。
きのう、遊んでたはなちゃんが、突然歌を歌いだした。
英語のようです。
今風の、メロディもよくわからん歌だなあと、ぼんやり聞いてたら、はなちゃんが、「おじいちゃん!ちゃんと聞いてないでしょ!」と言ったので、あわててちゃんと聞いたんですが、やはり、なんだかつかみどころのない歌であった。
「ファイヤワーク」という歌だそうです。
アニメの主題歌で、はなちゃんが歌いたいと言ったら、パパが歌詞をカタカナで教えてくれたんだそうです。
はなちゃんが、クレパスで歌詞を書いてくれました。
「イグナーイザラーイアンレーイッシャラーインジャスオーンザンーイライカフォーソージュラーイ・・・」
む、むずかしそー・・・。
「私が歌うから、おじいちゃん、まねして歌って。私が歌い終わったら、『サンハイ!』って言うからね」
唐突に、頼みもしないのに、ボーカル特訓が始まってしまった。
まず、イントロからです。
はなちゃんが、「♪ら〜ら〜ら〜」と伴奏を始めたので、私は手拍子で合わせました。
すると、「おじいちゃん、やめて!そういうリズムじゃないから!」
「・・・」
「♪ら〜ら〜ら〜・・・イグナイ〜○△✩▼◆Д・・・。サンハイ!」
「え?え〜っと・・・イグ、イグ、イグ・・・え〜っと・・・」
「あ、ちょっと長すぎた?じゃ、半分だけ歌うね。♪イグナーイザラーイ。サンハイ!」
「♪イグナーイザラーイ」
「そうそう、半分だとおぼえやすいでしょ。おじいちゃん、はなまる!じゃ、次行くね」
ここから、エンエンと「ファイヤワーク」特訓が続きました。
音程が高いので、適当に低くして歌ってたら、はなちゃんからつっこまれた。
「おじいちゃん、メロディがちがうよ。おじいちゃんは、合ってると思ってるんだろうけどね。そこはね、ドレミで言うと、♪ソーラシー、なの。ドレミで書こうか?」
「い、いや、いいです」
表情の付け方も細かいんですよ。
「おじいちゃん、そこはね、はなちゃんは、心臓が、ドキッ!ドキッ!っていうでしょ。ああいう感じで歌うといいと思うの」
歌詞もメロディも、とてもおぼえられません。
7時から、自治会の役員会なので、それを幸いに特訓を勘弁してもらいました。
「はなちゃん、おじいちゃん、仕事があるから、今日はこれでおしまい」
「何の仕事?」
「自治会」
「ジチカイ?・・・あ〜、おじいちゃんとお父さんが集まるの?」
「え?」
「ジジ会、チチ会」
「はなちゃん、あのね〜・・・」
「あはは、知ってるよ。自治会でしょ。町のことを相談するんでしょ」
「・・・」
自治会役員会を終えて帰ってきたら、はなちゃんから紙を渡されました。
「おじいちゃんへ。
8月6日。まずれんしゅう。
8月7日。最初から最後までと、そのテスト。
8月8日。100点になるまでする」
厳しいレッスンスケジュールが書いてありました。