世の中に色々わからんことは多いですが、カジノ法案もわからない。
いや、カジノ法案はわかります。
日本にカジノを作りましょうという法案です。
いや、カジノ法案と言ってはいけないらしい。
IR法案というそうです。
カジノ法案ではわかりやすくていけない。
IR法案というと素人にはわからない。
私みたいな美術界の人間にとって、IRというと赤外線ですよ。
infrared。
油絵の赤外線撮影はよくあります。
赤外線撮影すると、表に見える絵の具の下まで見えるんです。
赤外線撮影の原理を簡単に説明すると、え〜っと、赤外線で撮影するんです。
説明になってないと思う人もあるでしょうが、こういう説明の仕方もあるんです。
例えば、「宇宙刑事シャイダー」です。
娘たちがよく見てたテレビ番組です。
宇宙刑事シャイダーは「焼結」して変身するんです。
変身の瞬間、ナレーションが入る。
「宇宙刑事シャイダーは、宇宙船バビロス号から発射されるプラズマブルーエネルギーを浴びて、わずか1ミリ秒で焼結を完了するのだ!では、その原理を紹介しよう。宇宙刑事シャイダーは、宇宙船バビロス号から発射されるプラズマブルーエネルギーを浴びてわずか1ミリ秒で焼結を完了する!」
当時幼稚園だった次女は、この「原理の説明」に納得してたようですが、小学1年生だった長女は、「おんなじこと言うてるだけやん」と笑ってました。
何の話か。
IRです。
いや、カジノ法案です。
カジノ法案はわかるんですが、カジノ法案を国会で議論するというのがわからない。
私が安倍首相だったとします。
いや、私は安倍首相になれない。
私が日本国の総理大臣だったとします。
「総理、カジノを作りましょう」
「あほか!」
これで終わりです。
国会で議論するような話じゃない。
やくざの親分同士で話し合うならわかるけど。
これが私のアタマの限界です。