きのうの朝、駅前行きのバス停でわが町の100歳万年青年梅野さんといっしょになりました。
先月も同じ時間に『歩こう会』に参加の梅野さんといっしょになりました。
「おはようございます」
「おはよう!」
ニコニコとお元気です。
「今日も『歩こう会』ですか」
「そうです」
「どちらへ?」
「・・・え~っと・・・あれ?・・・あの・・・う~ん・・・出てこん・・・まいったな」
「お寺ですか?」
「いや・・・池のね・・・う~ん・・・まいったな・・・なんべんも行ってるんやけどね」
「そうです・・・お城のある駅の一つ手前で・・・まいったな、出てこんな」
「お城のある駅というと、郡山ですか?」
「いや、ちがいます。え~っと、スケジュールの紙が・・・」
バッグを探したけど入ってないみたいです。
前に会ったときは、「これがスケジュール。コピーしてあるからこれはあげます」と言ってわたしてくれたんですが。
「まいったな、まいったな」と頭に手をやる100歳梅野さんはかわいというかほほえましいというかとてもいい感じなんですが、ご本人にとってはそれどころじゃなかろうと思うと気が気じゃなくてこっちがまいってしまっていろいろヒントを出すんですがますます焦らせてるみたいでこっちも焦ってきて、えらいこっちゃ!誰か助けて~!と思ってるとこへバスが来たのでほっとして乗り込んだら『歩こう会』のメンバー80歳の女性Aさんがすわってたので「助かった~」と思いました。
Aさんは子供はないけど「ニッポンのお母さん」という感じで私なんかすぐ甘えたくなる。
これまでの人生、周囲の頼りない男に苦労してきました!頼りない男はこのわたくしにおまかせください!という雰囲気なんです。
熊本出身で、「中学でも高校でも男の子は私のことこわがっとったよ」と言ってました。
そのAさんの横にすわった梅野さんが「今日はどこに行くんやったかな?」とおずおずと聞きました。
「結崎!予定表持っとらんの?・・・忘れた?・・・池?池なんかないよ!・・・お城?なにそれ?・・・え?そんなとこ行かんよ!・・・環濠?行くの?私は行かん。」
ぽんぽん言ってました。
ぽんぽん言われてました。
いい感じです。
Aさんの話では、梅野さんはひと月ほど前に骨折したとこだそうです。
とにかく、すごいです。