今日は、某要介護老人施設に行きました。
近鉄電車あやめ池遊園地あとにできた施設です。
遊園地のあとに住宅地、というのは一昔二昔前の話ですね。
あやめ池遊園地跡には、住宅の他に、幼稚園と小学校と結婚式場と病院と要介護老人施設ができました。
足りないのは、葬儀会場くらいですか。
要介護老人施設からは広い池が見えます。
良い景色です。
池の対岸に結婚式場があります。
今日は寒かった。
強風が吹きまくってました。
老人施設から結婚式場を見てたら、池のほとりで新郎新婦が記念写真を撮ってました。
キンキラキンタキシードの新郎はもちろん、肩もあらわな純白ウエディングドレスの新婦さんも、この寒さも強風もへっちゃらだろうなと拝察したのであった。
要介護老人施設の入居者である女性たちとおしゃべり。
Aさんは大正11年生まれの91歳、話をしている分には、「どこが要介護?」という感じですが、ふつうに暮らせないからこそ入居してるんですね。
母の時に痛感しましたね。
ふつうの日常生活を送るというのが、いかに高度で複雑な肉体的精神的作業であるのか。
「メシ!」「フロ!」「ネル!」だけでも大変なんです。
その時にならんとわからんもんです。
Aさんの隣にすわったBさんは、昭和9年生まれ。
Aさんが、「私はイヌ年」というと、Bさんが、「私もイヌ年!」
つられて私も、「私もイヌ年!」
Aさんがニコニコと、「犬が三人、ワンワンワン!」
Aさんと私が、「ふたまわりちがいのイヌ年」というのは、特になにも感じませんでしたが、Bさんと「ひとまわりちがい」というのには、なんだか焦ってしまいますね。
「ひとまわり」というと、かなりの接近ですよ。
「要介護」が背後に迫ってる感じである。
色々話すうち、Aさんが、「でも、老後のことが心配です。心配しても仕方がないですけどね」と言ったのでかっくんとなってしまった。
91歳にして老後の心配。
心配の種はつきませんね。(ー_ー)!!