アメリカで「フロンティア消滅宣言」があったのは1890年代だそうです。
元から住んでた「インディアン」を蹴散らして西へ進んでそれ以上進めなくなった。
「全部開拓しました」ということです。
テレビで「秘境の民族」というようなのを時々見てます。
空中撮影で始まることが多い。
山また山、断崖絶壁、道なき道、果てしなき草原、うわ~!こんなとこによく住めるな~!と驚くんですが、「秘境の民族」「忘れられた民族」がジーンズをはいてたり、ポリ容器を使ってたり、スマホを使ってたり、太陽光発電パネルがあったり、衛星放送のアンテナがあったりするとかっくんとなる。
大きなお世話と思いますがかっくんとなる。
裸馬にまたがって草原を駆け巡って投げ縄で馬を捕まえてる遊牧民の青年のおばあちゃんが亡くなって葬儀参列のため親族一同が続々と自動車に乗って集まってきて草原が車だらけになったのを見るとかっくんとなる。
かっくんとなる方が悪い。
かっくんとなる方が悪いのだけど遊牧の民のおばあちゃんの葬式には馬に乗って集まってほしい。
こういう「秘境番組」を見てると、もう秘境ってないのじゃないかと思います。
私は秘境を求めて行くようなタイプの人間じゃないのでなくなってもいいんですが。
秘境はなくなっても、国境はなくなりませんね。
こういう「秘境の民」の「土地」はどういう扱いになるんでしょうか。
税金は取られるんでしょうか。
突然お役人が現われて、「ここ、国の土地やからね。はちみつ売ってるの?じゃあ申告お願いしますね」と言われても困ると思うんですが。
その辺も番組で取り上げてほしいです。