若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

コロナおおみそか

2020年は今日でおしまいですがコロナはおしまいじゃないどころか日本の感染者は今日が最高です。

いろんな人がいろんなことを言う。

どんな「予想」もそうだけど「コロナ予想」もあてにならない。

人がからむとなんでもややこしくなる。

 

過去にどうだったかも参考になるようでそうでもない。

 

国立感染症研究所がこれまでのインフルエンザ大流行についてホームページに書いてます。

1発目は1918年~1919年のスペイン風邪

死者は、世界で4000万人という説もあるし1億人という説もあるというんですから、よくわからんのでしょう。

日本での死者は、38万人から45万人ほどだそうです。

唯一軽く済んだ国はオーストラリアで、「鎖国政策」が効果があったらしい。

 

対応策としては、当時は医学も進んでいなかったし、「患者の隔離、接触者の行動制限、個人衛生、消毒、集会延期などありきたり方法に頼るしかありませんでした」と書いてあるんですが、今と変わらんではないか。

くしゃみをしたら罰金という国もあったそうです。

 

スペイン風邪の第1波は特に危険なものではなかった。

第2波は第1波の10倍の致死率で、死者の99%が65歳以下という異常なものであった。

この原因はわかっていない。

 

次の大流行は1957年~1958年のアジア風邪で死者200万人ほど。

会議やお祭りで広がったので集会禁止や学校閉鎖で対応したと言うんですからスペイン風邪の時と似たようなもんです。

 

その次が1968年~1969年のホンコン風邪で死者100万ほど。

「爆発的流行はなかった」と書いてあるので、感染症専門家から見ると「世界で死者100万」はびっくりするようなことではないようです。

 

前の2回とくらべると今回のコロナはかなり手ごわそう。

中国は、「鎖国」と「くしゃみで罰金」というようなありきたりで古典的方法で乗り切ってるのか。

 

さっきテレビのニュースを見てたら、「緊急事態宣言は出すのか」と記者に聞かれた菅首相が、「スピード感を持って」とも「緊張感を持って」とも「責任感を持って」とも言わず、出すとも出さんとも言わず、なんかごにょごにょ言って逃げるように去っていった。

あの菅さんが「スピード感を持って」とも「緊張感を持って」とも「責任感を持って」とも言わないとはよほど追い詰められてるというかうろたえてるというか、いや、たぶん三つとも持ってないことに気づいたんでしょうが、だいじょうぶかな。