床にダラ〜っとすわってテレビを見てました。
チャンネルをかえようとリモコンを操作してたら、ガサゴソとあきらくんの動く気配を感じました。
見ると、生後7ヶ月のあきらくんが、目をランランと輝かせてホフクゼンシン中。
ランランと輝く視線の方向は、私が持ってるリモコンでした。
舌なめずりしながら突進してくる。
アメリカ海兵隊特殊部隊という感じです。
凄まじい勢いで私の膝によじ登ると、フンギャ〜という感じでリモコンを奪いました。
目はランラン、ヨダレたらたら。
このリモコンのどこにそれほどの魅力が・・・?
孫たちを見てると、乳幼児はリモコンのとりこといってよろしい。
あきらくんにとって、リモコンは「遠隔操作装置」ではないです。
そんなこと知りませんよ。
機能ではなくて、その形状に魅力を感じるんでしょう。
人類は、リモコンの形状に強くひかれる。
あの形になにかあるんですよ。
太古の記憶というやつです。
いつの日か、どこかの遺跡から、旧石器リモコンか新石器リモコンか縄文式リモコンが発掘されると思います。
石器か土器か予想はつきませんが、祭祀に用いたものでしょう。
人類は何万年か、リモコン状用具を用いて死者を鎮めたり天に感謝を捧げたりしてきた。
今、あきらくんにその記憶が蘇ってるんですね。