若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

コロナ第6波

去年の暮、第5波がおさまったとき、「これでもうおしまい」と思いました。

いくらなんでももう終わりでしょとエビデンス根拠ファクト関係なく思った。

だから年末に2022年度自治会会長のお願いに回った時、現会長のTさんが行く先々で「去年も今年もコロナで会議も行事もほとんどなかったです。来年もそんな感じだと思いますので・・・:」と言った時、「ちょっとちょっと、そんないいかげんなこと言ったらダメですよ」と私がたしなめた。

私が人をたしなめるなんてよっぽどですよ。

謹厳実直なTさんがそんな口から出まかせを言うなんていかに自治会長選びが大変かということですが。

Tさんの人が変わるほど大変。

と思ってたら年が明けると第6波。

6波と聞いてコメディアンの古川ロッパを思い出す人はかなりのトシです。

ロッパさんが生きてれば自分でいくらでもネタにできたのにおしい人をなくした。

なんの話か。

第6波です。

無茶苦茶な感染者数で、Tさんの口から出まかせが現実味を帯びてきた。

今年の自治会もラクそうである。

なんの話か。

第6波です。

ここへきて奈良県知事荒井さんの株が上がってる。

これまで何の対策も取らないと批判する人が多かった。

荒井さんはコロナの初期から「悪いのは大阪」と言い続けた。

終始一貫ぶれることはなかった。

荒井さんの話を聞いてると、悪いのはコロナウイルスではなくて大阪、コロナは武漢発ではなくて大阪発、ウイルスを培養してるのは吉村知事と言わんばかりの勢いであった。

私なんか、実験室にこもって培養皿を持ってにやりと笑ってる吉村知事の顔を思い浮かべたほどである。

で、荒井さんはたたかれた。

私はたたく気にはならなかった。

荒井さんが「奈良の飲食店を規制してもしかたない」と言ったのには同感であった。

歴史的伝統的時短営業だから。

私が一番共感したのはスエーデンの感染症学者の発言です。

コロナの初期のころスエーデンの対策がゆるすぎると批判されたとき、「どんな対策が良かったかだれにもわからない。わかるのは2、3年後です。今はっきり言えるのは、私が決定する立場でなくて良かったということです」

最近「エビデンス」とよく言いますが、エビデンスなんかその辺に転がっててひょいと手に入るものじゃないと思いますが。

今、エビデンスの感染拡大中かな。