若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

「つぶあん」と「こしあん」

「あん」には「つぶあん」と「こしあん」があって、「つぶあん」が本来の姿で、本来の姿をとどめえなくなったなれの果てが「こしあん」である。

 

これが私の子供のころから一貫した主張である。

早い話が「つぶあん」が好き。

 

「ぜんざい」という立派なものがあるのになぜ「しるこ」という情けないものがあるのか不思議であった。

早い話が「ぜんざい」が好き。

 

きのう近鉄西大寺駅のホームにボ~ッと立ってた。

ボ~ッと立ってたと言っても私の立ち位置は決まってる。

「本家菊屋」の看板の前。

「本家菊屋」は創業四百有余年、奈良で最も古い和菓子店である。

手土産に「銘菓菊の寿」でも持って行けばまちがいないというか文句ない。

伝統と格式を重んじる私にふさわしい定位置である。

 

立ち位置もいつも通りならボ~ッとしてるのもいつも通り。

見慣れた看板だけどまともに見てない。

「もなか」の写真である。

 

「鹿もなか。奈良にふさわしい鹿の焼き印。漉し餡使用」

 

あれ?と思った。

鹿の焼き印が奈良にふさわしいのはわかるけど「漉し餡」は?

まさか「漉」の「鹿」ですか。

 

本家菊屋がそんなダジャレみたいなこと言うかな。

電話して聞いてみます。