昼過ぎ、高校美術部の後輩T君に電話しました。
かつての飲み友達ですが私が飲めなくなってからは年一度会うくらい。
コロナで2年ほど会ってないので電話して見たんです。
今の時間ならパチンコ屋かなと思ったら騒音とともに彼の声が聞こえたのでアタリでした。
飲兵衛でヘビースモーカーでパチンコファン。
二人で飲むときも待ち合わせ場所にパチンコ屋を指定してきたことがあります。
何度か彼の指定するパチンコ屋に行ったことがあるんですが腹が立つのでパチンコ屋で会うのはやめました。
勝ってるとなかなかやめないんです。
騒音とたばこの煙の中ずっと立って待ってる。
おまけにすごく勝ってもおごってくれない。
おごってくれるならいつまででも待ってるけど。
3月に大腸がんの手術をしたというのでびっくりしました。
私が飲めなくなった4年の間に、肺がんが見つかり、脾臓を全摘出し、今回大腸がん。
それだけでもすごいけど、酒もたばこもやめないのもすごい。
30年ほど前、悪性リンパ腫が見つかった。
二人で飲むのも長くないかなと会うたびに心配でしたが彼は平気だった。
何年かして杖をついて現われた。
脊柱管狭窄症だというんです。
杖をつく彼の姿を見た時はショックでしたが杖を振り回して元気なもんでした。
その後も胆石だとかいろいろありました。
いろいろあったけど酒もたばこもパチンコもやめない。
今回もほがらかに大腸がん報告。
「悪性リンパ腫、肺がん、大腸がん。これでトリプルガンです!」
あやかりたいともうらやましいとも見習いたいとも思わんけどすごい。
こういうの、なんと言えばいいんでしょうか。
なんともよう言わんわ、というのが正しいようです。