家内の中学時代友人A君が亡くなった。
家内の中学時代の友人関係は極めて濃厚です。
あれこれしょっちゅう聞かされてるので私の中学時代のことより家内の中学時代のことのほうが身近に感じるほどです。
というか、小学校から大学まで私の全学校生活よりも家内の中学生活のほうがはるかに身近である。
友人、恩師、いろんなできごとが、我がことのようにと言うよりほとんど我がことになってしまってる。
私の出身中学は大阪市立夕陽丘中学ではなくて奈良市立伏見中学という感じです。
A君は「留学生」です。
吉野の山奥から奈良市内の中学に留学した。
家内の解説によれば伏見中学は当時「奈良の学習院」と言われてたからというんですが意味不明。
実家は旅館です。
40年ほど前、娘二人を連れてその山奥の旅館に泊まったことがあります。
地の果てという感じであった。
なんと、A君はその地の果てから車で東大阪の我が家に家内と娘を迎えに来てくれた。
私は仕事の都合で一日遅れで電車とバスで行った。
電車の駅前から旅館のある温泉までバスが出てたんですが2時間に1本だった。
地の果てという感じじゃなくて地の果てだった。
その地の果てから東大阪の我が家にも来てくれたしこの家にも来てくれたし私の個展にも来てくれたんだから濃厚ぶりがよくわかります。
ご冥福をお祈りします。