朝日新聞朝刊。
「猛暑 1等米が急減」
見出しを見て「え?」と思いました。
ウチの息子のお嫁さんの実家が米どころ新潟十日町で毎年自家製の新米をいただいてます。
「今年の新米は特にうまい!」と思ってたとこなんです。
もっちりというかふくらみがあるというかそんな感じです。
私はグルメでもないし米評論家でもないけど今年の米は出来が良かったんだと思ってたんで「1等米急減」の見出しは意外でした。
記事を読んで「なるほど」というか「かっくん」というか複雑な気持になりました。
「例年は1等米の比率が70%を超す新潟産のコシヒカリでは、今年は3%しかない」
70%が3%!!
急減の激減!
えらいこっちゃ!
「味に違いはないものの価格では差がつく」
なぬ???
あ、あ、あ、味にちがいはない???
1等米、2等米、3等米と言うのは味で決めるのだと思ってました。
誰もがそう思う。
国家資格「コメソムリエ1級」保持者が試食するとか、日本食品分析センターでアルファでんぷんとベータでんぷんの比率を計測するとか、うまみセンサーで「うまみ13度以上」とか。
ちがいました。
米粒の見た目で決めるそうです。
国の買取価格が大きくちがってくるそうです。
柏崎市でとれるコシヒカリの1等米は「米山プリンセス」と言うブランドで売ってるそうですが今年は1等米が少ないので2等米を「米山プリンセスシスター」として売り出すそうです。
市長さんは「味に違いはないです」と保証してます。
来年は3等米を「米山小公女」として売り出す予定とは書いてない。
生産者にとっては大問題である。
しかし、おかしいのではなかろうか。
なんかヘンなのではなかろうか。
ヘンなのは米じゃなくて人間なのは確かである。