賀正。
いつもの元旦新聞がどさっと届く。
読むとこない。
朝刊大好き人間なんで文句は言いませんがなんとかならんのか。
広告の嵐ですよ。
豪華全面カラー広告の嵐。
そして質素名刺広告の嵐。
広告してどうすると言いたくなるような社名だけで何をしてるかわからん企業のがあるかと思うと「一般社団法人大和平野土地改良区」というようななんだそれは?というのがあるので豪華広告よりは楽しい。
中に「雨漏り」と大きく書いた広告がありました。
防水工事の会社なんですが元旦早々ど~んと「雨漏り」はめでたくない。
「防水」と大きく書いた方が穏やかではなかろうか。
広告も時と場合がある。
ユーチューブで『放送人の証言』というのを見てます。
テレビ放送や民間ラジオ放送の草創期に現場にいた方たちへのインタビュー番組です。
関西で読売テレビのプロデューサーとして活躍した方が思い出を語ってました。
この方は島津貴子さんの新婚旅行をテレビで放送した。
島津貴子さんは昭和天皇のおてんば娘的扱いで大変人気があった方です。
1960年、島津久永、貴子夫妻は豪華客船くれない丸で神戸から九州へ向かった。
それをくれない丸にテレビカメラを持ち込んで放映したというのもびっくりですが、スポンサーがつかなくて困ったというのもびっくりです。
放送直前に決まったスポンサーが便秘薬でおなじみの七ふく製薬だった。
皇女貴子様の新婚旅行スポンサーにはちょっと、というようなことは言ってられなかったんだと思います。
七ふく製薬は『番頭はんと丁稚どん』という超人気番組のスポンサーとして私でも知ってた。
毎週楽しみに見てました。
最高視聴率80%というすごい番組だった。
作者の花登こばこさんが番組の思い出を書いてました。
視聴率80%を超えたことを七ふく製薬に報告に行ったら番頭さんが「80%?ほんならスポンサー料の20%はどぶに捨ててるみたいなもんですな」と言ったそうです。
言われた花登さんが下痢をしたとは書いてなかった。