若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

アマゾン河を泳ぐ巨大ウサギ

 梅田星也著「日本語先生奮闘記」を読む。
中国で日本語を教えていた方です。

 この方の奥さんが、中国人学生たちに日本文化に親しんでもらおうと、日本舞踊を教えていた時の事。
「いいですか、じゃ、今のところまで、一緒に。サンハイ!」
学生達はポカンと口をあけて奥さんを見つめました。この辺りでは、「サンハイ」は「上海」と同じ発音だったのです。学生達は、日本舞踊の説明をしていた奥さんが、突然、「上海!」と叫んだので驚いたのでした。

女子学生Aさん
「先生、うちの隣の赤ちゃんは、かわいそうです」
「え!?どうして?」
「目が大きくて色が白いです」
「・・・それは『かわいい』と言います」

女子学生Bさん
「先生、これが私のボーイフレンドです。この人は、とても恥ずかしい人です」
「え!?どうして?」
「すぐ顔を赤くします」
「・・・それは『恥ずかしがり』と言います」

女子学生Cさん。りんごを手に取って
「先生、りんごの皮膚をむきましょうか?」
「おえっ!」

 どこで読んだか忘れたけど、アマゾンへ行った人の話。日系三世の人が案内してくれました。
 その人は、「このあたりの川には、大きなウサギがすんでいます。たくさん泳いでいます」と言いました。
 さすが神秘の大アマゾン!巨大ウサギの群れが泳いでいるのか!
期待に胸を弾ませて川岸に着きました。
「ほら!あそこに泳いでいます」
見ると、それは大きな亀でした。
 この人は、おばあさんから、「ウサギと亀」の話を聞いて、こんがらかってたのでしょう。