若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

五郎八姫を偲ぶ旅

先日の、伊達政宗の娘、「五郎八姫」の名前にまつわる悲しい物語について、非常に多くの方々からメールをいただきました。
ほとんどが、「感動した」「心を打たれた」というお便りでしたが、なかには、「本当の話ですか?」などと疑念を抱く、ゆがんだ、貧しい心の持ち主もおられるようです。

殺伐とした現代に生きる我々は、古を偲び、清らかで美しい日本の心を知ることによって、この国に対する誇りと愛情を取り戻せるのではないでしょうか。

この感動を一層深めていただくため、若草鹿之助商店観光事業部では、「3泊4日デラックスツアー・五郎八姫を偲ぶ旅」を企画いたしました。

五郎八姫は、松平忠輝に嫁ぎましたが、忠輝が行跡不行き届きとして、時の将軍である兄秀忠から改易、配流の処分を受けたため、伊達家に戻ることになりました。

今回のツアーの見所を二、三ご紹介いたしましょう。
?広瀬川河畔の、伊達政宗候お手植えの「五郎八柳」
これは、五郎八の勇気と忠義をたたえて、政宗候自らお植えになったといわれる柳の大木で、広瀬川の清流に影を落とし、現在では仙台市民の憩いの場となっております。
また、江戸の昔より、毎年八月十五日の盂蘭盆会には、この柳の下の水中から、五郎八の幽霊が現れ、姫を守るがごとく青葉城の方を見つめるといわれ、当日は、五郎八の姿を一目見ようとする大勢の観客でにぎわいます。

?五郎八の生まれ故郷高井田村に祭られた、「五郎八姫マリア観音大明神」
五郎八姫は、もともと切支丹信者でしたが、松平家に嫁ぐ際仏教に改宗、その後伊達家に戻って、神道を奉ずるようになりました。
姫は、五郎八の恩を忘れず、農民たちの身を思いやり、父政宗に、年貢の減免を願い出るなど、伊達藩の農民たちから、生き仏、生き神様とあがめられました。
死後、農民たちの手によって、高井田村に、姫の美しい像が建立され、「五郎八姫マリア観音大明神」と呼ばれて、今なお仙台市民の信仰を集めています。
この像は、切支丹、仏教、神道、三種混合の珍しい例として、研究者の注目を集めてきました。

この見所たっぷりのツアーに参加ご希望の方は、若草鹿之助商店観光事業部までお申し込みください。
費用は、6月10日、7月15日出発分は、三万五千円。
8月14日出発の「五郎八観覧ツアー」は、四万五千円となっております。