若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

朝鮮人民民主主義共和国ランド

若草鹿之助商店では、これまで北朝鮮問題を平和的に解決するため、この欄でさまざまな提案を行ってきた。
北朝鮮核兵器の製造を下請けさせるという案は、ブッシュ大統領から高く評価されたし、テッポー丼チェーン案は関西経済同友会理事のづぼらや社長の賛同を得た。

私自身、密使として何度か北朝鮮に入り、北朝鮮当局と折衝を重ねてきた。
その地道な活動が評価され、若草鹿之助商店は友好商社として認定され、私個人も「朝鮮労働英雄」の称号を受け平壌市内に私の銅像が建てられた。
先日、銅像の除幕式に招かれた。金日成氏の銅像より大きかったので驚いたが、なお驚いたことは、折からの強風にあおられて私の銅像が飛んでいったことである。
金属不足で銅像が作れず、発泡スチロールで作ったとのことであった。

北朝鮮当局の好意に報いるためにも、また新たな提案をしたい。
北朝鮮全土を「国連選定:人類の文化遺産」に指定するという案である。
人類が長く苦しんできた、独裁と飢えと貧困の三重苦を、21世紀に入ってさらに発展させたことは驚嘆に値する。この人類共通の歴史遺産を苦労してここまで護ってきた業績を称えて、国連総会で金総書記に表彰状を授与することを提案する。

その上で、北朝鮮全土を、「独裁と飢えと貧困」をキーワードにしたテーマパークとして運営したい。
当商店とディズニー社と金総書記を株主とする新会社「?若草ディズニー金」を設立する線で、現在北朝鮮当局と交渉中である。

キャッチフレーズは、「身の毛もよだつ血も凍る!あなたはこの暗黒世界に耐えられるか!?究極のホラーランドへおいでまんせい!」(看板は、総書記にっこりピースサイン
園内のイベントとしては、「アドベンチャーツアー大脱北!」など、スリリングなものを中心にしたい。

これからのテーマパークは高齢者もターゲットにしなければいけない。
そのためのイベントが、「VIPショウ:あなたも国賓!」である。
これは、入場料百万円で国賓気分を味わってもらうショウである。

壇上のあなたを、朝鮮中央テレビ放送員がおごそかに紹介。
労働党幹部、人民解放軍首脳による勲章ジャラジャラヘラヘラ追従笑い大歓迎および金総書記による抱擁、スタジアムでの人文字、マスゲーム込みで百万円!
お値打ちです。
計画段階ですでに名誉欲に駆られた皆様からの問い合わせが殺到している。