若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

フセイン法廷

フセイン大統領(自称)が法廷に立った。

一番はらはらしているのはブッシュ大統領だ。
フセインが何を言い出すか分からない。
フセインが開口一番、「私はイラクの大統領だ」と言い放ったとき、ブッシュ大統領はいっしょにテレビを見ていた側近に、思わず、「私はいつまで『私はアメリカの大統領だ』と言ってられるのかなー」ともらしたそうだ。

大統領選挙を控えたブッシュ氏の現在の心境は、穴倉に隠れているときのフセイン同様であろうと推察されるのである。

しかし、ブッシュ氏のほうがフセインより心丈夫だ。
穴倉の中にいるのは一人ではなくて、小泉首相とブレア首相もいっしょだ。

特に小泉首相は窮地に立たされている。
国会で大量破壊兵器が発見されないことを追及されたとき、「フセインも存在するが発見されていないではないか。大量破壊兵器も存在するが、発見されていないだけだ」と答弁してしまった。

フセイン発見以来、首相のもとには「フセインは見つかったが大量破壊兵器はどうなったのか」という質問が殺到している。

困り果てた小泉首相は、わが若草鹿之助商店口からでまかせ事業部に協力を要請してきた。
我々は首相答弁として三つの提案をした。

1)フセイン氏より大量破壊兵器のほうがかくれ方がうまいということじゃないですか。そのうち出てきますから、焦らず、気長に待ってほしいですね。
2)フセイン氏は見つかったが、大量破壊兵器はまだだ。そういうこともあるんですね。だからこの世の中は面白いんですよ。
3)私がとやかく言うことではありません。大量破壊兵器の判断に任せたいと思います。

首相は、この提案を高く評価、どの案に絞るということはせず、その時々で口からでまかせに使い分ける予定である。

また、若草鹿之助商店選挙対策事業部は、首相に対して参議院選挙勝利の秘策として、イラクに飛びフセイン氏と会見することを提案した。
首相サイドは、この会見でフセイン氏に、「私は小泉首相の年金改革案を支持します」と言ってもらいたいと希望した。

フセイン氏は了承したが、その見返りとして北朝鮮への亡命を希望、小泉首相は「私が保証します」と確約したが、フセイン氏は信用せず、交渉は難航している。

若草鹿之助商店では、「イラクグループ」「北朝鮮グループ」総力を上げてこの問題に取り組んでいる。