若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ハクビシンの死体

新聞の雑誌広告を見ていたら、農業雑誌が、害獣を防ぐという特集をしていた。

農業のことは全く知らないが、色々大変だと思う。
以前、トマトを専門に作っている人と知り合いになった。
温室で作っているとのことであった。

私が、冗談で
「年がら年中トマトの相手で、気楽でよろしいな〜」
と言ったら、その人はムキになって
「なに言うてんねんな!トマト、どんだけ気ィ使う思てんねん!収穫間際になって、ちょこっと病気でも見つけてみいな、夜寝てられへんで」
と言った。
もっともである。

農業雑誌の特集では、害獣として、いのしし、猿、たぬき、熊、からす、すずめ、そして、心外であるが、鹿も挙げられていた。
その中に「ハクビシン」というのがあった。

聞いたことがあるが、たしか「SARS」の原因と言われた動物ではなかったか。
それが日本にいるのか。

インターネットで調べる。
日本には1940年代に入ってきた動物らしい。
狸とよく似ているが、鼻に白い線が入っていて、「白鼻芯」という名前がついたのである。
甘い果実が好きで、みかん、ぶどう、なしなどを食べる。
人家の天井裏などに住み着くことがある。
糞や尿が非常にくさいので、苦情が寄せられると言う。

これをペットにしている人がホームページを開いている。
苦情が寄せられる、とは書いていない。

茨城県自然博物館では、ハクビシンの死体を集めている。
茨城県内のハクビシンの栄養状態や大きさを知り、生態を調べるためである。
ハクビシンの死体を持っていくと、博物館のオリジナルグッズがもらえる。
ただし、茨城県内のハクビシンの死体に限る、というのであるが、そんなことわかるのか?

茨城県がこれほど気合を入れているところを見ると、ハクビシン茨城県を脅かすほどの勢力を持っているのであろう。

驚いたのは、「持ち込み」以外に、「着払いによる宅急便」で死体を送ることができると言うことである。
「詳細は博物館までお問い合わせください」ということです。

宅急便で死体を送れるとは知らなかった。
大いに利用しよう。

そう言えば、「規制緩和で、宅急便が死体配送」という記事を読んだような気がする。
病院や事故現場から遺体を自宅へ運ぶもので、たしか「クール霊柩便」というのだったと思う。