若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

朝日新聞に問う

朝刊の社会面の見出し。

「信号スピーカー、滋賀でまた盗難」
わかりにくい見出しだ。

滋賀県で、交通信号に取り付けられた音声スピーカーが盗まれて、付近の電柱の電線も切断されて盗まれたというのだ。

視覚障害者用のスピーカーで、歩行者用信号が青になると「ピヨピヨ」「カッコウ」と鳴る物だそうだ。
交差点の信号の、高さ3、4メートルの所に取り付けてあったものが6個盗まれた。
被害総額は6万円。
滋賀県では、2月にも同じ型のスピーカーが1個盗まれている。
滋賀県警は窃盗事件として捜査を開始した。

それはよろしーが、朝日新聞は記事にするかしないかをどこで決めるのだろうか。
時々疑問に思う。
今朝の社会面には、同じ大きさの見出しで、同じ量の記事が三つならんでいる。

「殺人未遂容疑・次女の夫逮捕・高松民家爆発」
「焼け跡から遺体・胸に刺された傷・福井、放火殺人で捜査」
「信号スピーカー・滋賀でまた盗難」

バランス感覚がおかしいのではないか。

ドーッカーン!ぎゃ〜!
グサッ!メラメラ!
ピヨピヨ、カッコウ

夕刊には、この信号窃盗犯が逮捕された記事が出ていた。
滋賀県警の取調べによれば、犯人は「トリインフルエンザ」を恐れるあまり犯行に及んだと言う。
男は、トリの声のするスピーカーをとり外し、電線を切れば伝染しないと思ったそうだ。
滋賀県警では、「ピヨピヨ信号」も「電線」もトリインフルエンザとは関係ないので、真似をしないよう県民に呼びかけているそうだ。