朝のテレビ。
山陰地方の雪の模様を放送していた。
雪の中で女性アナウンサーがマイクを持ってカメラに向ってしゃべっている。
画面の右上に、「中継:鳥取 米子」という文字。
はじめ、この女性アナウンサーの名前が、「鳥取 米子」と言うのだと思った。
若いのに「よね子」なんて、おばさんくさいな。
途中で、虫の知らせというのか、なんとなく鋭い勘が働いて、これはアナウンサーの名前ではなくて、「鳥取」と「米子」からの中継と言う意味だと悟った。
危うくだまされるところだ。
私みたいに勘の鋭い人は少ないから、誤解している人が多いと思う。
テレビ局は、視聴者の誤解を招いた事に、訂正とお詫びをすべきだ。
若草山観光振興会から、「鹿せんべい飛ばし大会」のプログラムを送ってきた。
今年から、参加費を取るようだ。
参加費を取って、私に出演料をくれるかというと、絶対にそんなことはないであろう。
去年までは、私たちのステージは、「山開き記念コンサート」となっていたが、今年のプログラムでは、なんと、「鹿寄せ演芸ライブ」となっているではないか。
「鹿寄せ演芸ライブ」・・・?
演芸か?
いずれにせよ、私の歌唱力で、鹿を集められるであろうか。
自信がない。
共演は、毎年神戸から参加する、ロマン歌謡グループ「ファイブローズ」の皆さん。
「友情演奏」と書いてある。
神戸だから、「友情」になるのか。
もう一組、「桜よしの」さんという若い女性が出る。
初めての人だが、名前がすごいね。
「桜よしの」!
「若草鹿之助」に劣るとも優らぬベタな芸名です。
「出演:若草鹿之助、桜よしの」
奈良県スーパー銭湯組合専属漫才師みたいだ。
この「桜よしの」さんだけ顔写真が出ている。
なぜだ。
さて、私のところには、「テーマソング『鹿せんべいツイスト』を熱唱!」と書いてある。
「熱唱!」・・・?
金もくれずに「熱唱」させようというのか。
人使いが荒いではないか。
来週、尊師に「熱唱」のしかたを教えてもらおう。