5/22のライブは大盛況であった。
4バンド合同ということで、客は多いだろうと思っていたが、予想を上回った。それに、途中で帰る人も少なかった。ふつう、アマチュアバンドのライブというと、知り合いのバンドが終われば帰るものだ。
きのうの客は、「もう少しましなバンドが出るはずだ」と思って待っていたのだろうか。
若草山で千人の客を前に歌ったことがあると言っても、若草山の千人は「人影まばら」だ。きのうの狭いライブ会場での数十人は、超満員!熱気むんむんという感じであった。
それにしても、これほど集客力のあるバンドを組み合わせるとは、主催者センベー君は、ギタリストとしてだけでなく、興行師としても凄腕だ。
演奏が終わってから、ボーカルのYさんが、日記にあんまりなこと書かんといてや、と言ったが、今回はあんまりなことはなかった。
と思います。
私が、どういうわけかヘンな音を出したくらいだ。どういうわけか、ととぼけるまでもなく、ギターという楽器は、ヘンな所さえ押さえなければヘンな音は出ないのであるから、私がヘンな所を押さえたのであろう。
で、ヘンな所を押さえてるのかなと思って、見たのであるがよく見えなかった。
このトシになって暗い会場でサングラスはつらい。遠近両用の赤外線暗視サングラスにしないといけない。
きのう、私が一番緊張した曲は、「ロコモーション」であった。
ふつうは、ドラムの合図で曲をはじめるのだが、この曲は私のギター一発!で始めるのがかっこいいと思って、そう決めていた。
ところが、土曜の最終練習でこの「一発!」を空振りしてしまったのだ。
これは不細工ですよ。
ギターを弾くのに空振りなんてあるのかと思う人があるかもしれんが、ある。
私が初めて出たヤマハの大きなイベントで、曲の最後で私がギターを一撃、ギャーン!と鳴らしてかっこよく終わるはずであった。
キメのポーズも練習していたのに、本番でハデに空振りしたのであった。
ギターだけではない。
信じられない話だが、ヤマハの若者どて君は、京都知恩院の除夜の鐘をつくとき空振りしている。知恩院創建以来のことと話題になった。
こういう、「空振り」に関する悪夢が思い起こされて、きのう、曲の紹介をしているときから非常に不安であった。
知恩院じゃなかった清水の舞台から飛び降りるつもりで一撃したら、ギャーン!と鳴ったのでほっとしました。