あなたは美食家ですかと聞かれれば、いいえと答えます。
米はコシヒカリとか、牛肉はどこ産だとか、銘柄産地にこだわらず、あの店のこれがたまらないというようなこともなく、なんであっても大自然の恵みに感謝してありがたくいただくというほどの殊勝な心がけはないけれど、まあふつうにいただいております。
好き嫌いはあまりないけれど、鳥のささ身は好きなほうですね。
きのうの夕食は、鳥のささ身であった。
料理には詳しくないが、ささみを焼いてありました。
一口ぱくっと食べました。
ささ身である。
おいしー。
が・・・かすかに魚くさい。
二口食べた。
やはり魚くさい。
魚を焼いた後でささ身を焼いたので魚くささがうつったのであろう。
三口四口、魚くさい。
せっかくのささ身なのに、残念である。
いくら美食家でないとは言え、なめられてはいかんので、魚くささに気づいていることを家内に知らせておこう。
「このささ身、魚くさいね」
「それ、魚よ」