若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ジダン退場2

2回も書くほどのことではないが他に書くこともないのでしかたがない。

きのうもテレビで繰り返し「頭突き」場面を放映していた。
子供のけんかならまだかわいいが、実に情けない。
これが世界的問題になっているのかと思うと腹がたつ。

「喧嘩両成敗」なら二人とも退場だ。
先日、『喧嘩両成敗』という本を読んだ。
著者名、忘れました、というかはじめから覚えてない。
読んでいる間も気にならない。
本の著者名をおぼえられなくなってどれくらいになるだろうか。

その本によると、「両成敗」による決着は一定の人気はあったが、「平等に罰する」のはいろいろ難しかったようだ。
「目には目を」「歯には歯を」も簡単ではない。

「片目をつぶされたら相手の片目をつぶす」
「歯を一本折られたら相手の歯を一本折る」
これでおあいこ。

こちらのやられた目が視力1.5でケガレを知らぬつぶらな瞳、向こうが視力0.1で目ヤニだらけで充血した陰険そうな半白眼ならどうか。

こっちがきらきら輝く白い歯で、相手がガタガタの虫歯でボロボロで今にも抜けそうならどうか。

納得できないだろう。

「喧嘩両成敗」でジダンを退場させると、イタリアも「ジダン級」の選手を退場させなければならない。
でないと「両成敗法」を悪用して、控え選手を「ジダン級」にぶつけてくる。

ではジダンといっしょに退場させるイタリアの「ジダン級」をどうして決めるか。
これは難しい。

だから「両成敗」はやめて示談で済ませようというような安易な終わり方だけはしたくないものだとつくづく思う。