昨日は、ヤマハ発表会直前レッスン。
プログラムが出来ていた。
第二部の三番目に、奈良のノーキー・エドワーズ、若草鹿之助登場。
ベンチャーズ・メドレーをかっこよく弾きまくる。
つもり。
続く二部の四番目、皆様お待ちかね、奈良のクワガタムシじゃなかった、奈良の桑田佳祐、Y森さん登場。
名曲「いとしのエリー」を、切々と歌いあげるつもりか。
どうなんでしょう。
Y森さんがどういうつもりなのか、私に聞かれても、そんなこと知りませんよ。
バックでギターを弾くくせに無責任ではないかと言われるかもしれないが、知らないものは知らない。
本番の何日か前になると、Y森さんも私も同じ心境だ。
どんな心境か。
今度の選挙の開票を待つ安倍首相と同じ心境である。
悲惨なことがおきそうな予感というか悪寒というか、まあそんなものにおののいている。
でもだいじょうぶ。
Y森さんも私も、何度も最悪の事態を乗り切ってきたのだ。
今度こそ死んだと思われながら、そのつどあつかましくじゃなかった、たくましくよみがえってきた。
そんな私を、人呼んで「ヤマハのフェニックス」
そんなY森さんを、人呼んで「ヤマハのゾンビ」
大変なちがいだ。
書いたもん勝ち(^o^)丿
「ベンチャーズメドレー」も「いとしのエリー」も、問題は多々ある。
「ベンチャーズメドレー」のことは、ほっといてください。
外野は黙ってなさい。
「いとしのエリー」のY森さんの歌は、きのう現在で87ヶ所ほど問題がある。
87ヶ所目は、歌の最後。
「エリー!」と歌う。
この、「エリー!」に、すべてがかかっている。
ありったけの感情を込めて歌う。
「エ・・・・・・・・り〜〜」という感じだ。
どこで「り〜」というかは、ボーカルの気分次第。
それでは伴奏が困るので、「エ」のところでY森さんに手をあげてもらうことにした。
そして、「リ〜」で、手をさっと振り下ろしてもらう。
それに合わせて我々が伴奏を入れる。
ばっちりである。
ところが、Y森さんは意地悪をして、手の動きと口の動きを一致させないのだ。
先に手をさっと振り下ろして、しばらくして「リ〜」といったり、その逆だったりで、待ち構えている伴奏の我々を出し抜こうとする。
油断もスキもない。
手の合図を信頼していいのか?
我々バンドは非常な緊張を強いられる。
「風林火山」、武田家臣団の世界である。