奈良を代表するおしゃれなライブバー「Ｙ＆Ｙ」満員の客席のどよめきを背に、さっそうとステージに向かうのは、ヤマハ男性ボーカルの雄、Ｙ森さんであった。
あっと声を上げたのは私ばかりでなく、司会のＨ先生、バンドメンバー全員が目をむいた。
これまで幾度となくＹ森さんとステージを共にしたが、これほどまでに気合の入った衣装は見たことがない。
今回の「いとしのエリー」、歌より衣装で勝負に出たなと思わせた。
この、入魂のステージ衣装、帽子から、ジャケット、シャツ、パンツ、シューズに至るまで、詳しく紹介するのが本意ではございますが、ファッション描写に自信がないので、すべて省略させていただきます。
まあ、何を着ようと勝手ではあるが、どこで着替えたのかだろうか？
姿をくらましている間に着替えていたのだな。
奈良を代表するおしゃれなライブバー「Ｙ＆Ｙ」には、楽屋などというしゃれた場所はない。
客席は立錐の余地もない。
はは〜ん、非常階段か。
ビル外壁に沿って非常階段がある。
その踊り場で、人目を忍んでか人目もはばからずかわからんが、白昼堂々と着替えたものと思われる。
地元の買い物客、日本全国世界各国からの観光客でにぎわう8月5日日曜日の昼下がり、奈良の目抜き三条通りに面した「Ｙ＆Ｙ」非常階段五階踊り場で着替えをしている男性を目撃された方、それがＹ森さんです。
さて、気合の入ったファッション紹介を省略したので、歌の方は最初から最後までみっちりご紹介と思ったが、これまで何度も書いているので、今回は武士の情け、これも省略することにしたというと、よほどひどかったのかと思われるむきもあるだろうが、どうであったかは言わぬが花の吉野山、賢明なる読者の皆様の御想像にお任せして、発表会報告を終わらせていただきます。
