若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

いとしのエリー

昨日はギターのレッスン。
8月にヤマハの発表会がある。

私は、「ベンチャーズメドレー」をかっこよくきめる予定で、Y森さんは、「いとしのエリー」を、かっこよくきめる予定である。
今のところ、二人とも、自分のかっこいいステージを想像してウハウハしているのである。
これまでの、数々の悪夢のステージのことは、すっかり忘れている。

おろかである。

私のことはさておき、Y森さんだ。
自分のことばかり書く人がいるが、私は控えめでシャイなので、自分のことは書きたくない。

いとしのエリー」は、何度も聞いたことがある。
レイ・チャールズも歌っている。
なんと、Y森さんは、レイ・チャールズ・バージョンで歌うと言う。

英語に強いこだわりがある。
リズム感にやや難点のあるY森さんにとって、英語で歌うのはかなりつらいはずだ。

オールディーズを歌った時も、尊師は何度か、日本語で歌ったらどうですかと、アドバイスされたが、受け付けなかった。

たとえば「ルイジアナママ」
「あのこはルイジアナママ」と歌うのと、「She is」かなんか忘れたが、と歌うのと、どっちが楽か。
「She is・・・」と書いてあっても、聞こえるのは「シンマレハルジアナママ」だし、「フロム・ニューオールリンズ」などと、書いてある通りに歌っていては音符に追いつかないので、「ロニュオリン」ですませなくてはいけない。

英語が読めるだけではダメだ。

せっかく、漣健二さんの名訳があるのに、なぜ英語にこだわる?
終戦直後、進駐軍ジープを追いかけて、「ギブミーチョコレート!」と叫んだ少年の日の複雑な思いがそうさせるのであろうか。

しかし、今回の桑田さんは、日本語とも英語ともスワヒリ語ともつかぬ歌い方をする人だから、レイ・チャールズで歌っても似たようなものかもしれん。

それに、Y森さんの場合、日本語で歌ったからといって、すべて解決、めでたしめでたしになるとはかぎらない。
まあ、日本語で歌うほうが、やや負担が軽いだろうとは思う。

Y森さんにとって、英語で歌うのは「ヤミ金」から金を借りるようなもので、日本語で歌うのは「サラ金」で借りるようなものだと言えば、当たらずとも遠からずか。
どちらも危険なことに変わりはない。

Y森さんは、この日記を時々読んでるので、当たり障りのないことしか書けない。
これくらいにしておこう。