10月28日、デモ演奏をすることになった。
これまでにも、奈良の教室と西大寺の教室の、「ヤマハ音楽教室入学希望者説明会」で、デモ演奏をしたことがある。サックス科の生徒や、キーボード科の生徒も出た。
私は、二回とも、Ｙ森さんがボーカルの、オールディーズ・バンドで出た。
最後は、講師演奏で締める。
私たちに演奏させるヤマハの意図がよくわからない。ヤマハに来れば、こんなにうまくなりますよ！というつもりではないだろう。
それはない。
この程度の人でも習ってますから、だいじょうぶですよ、と安心させるつもりかもしれない。
玉石混交、こんなひどいのもあるんです、というつもりかもしれない。
ヤマハの意図はどうでもよろしい。私たちのバンドメンバーは、出たがりがそろってる。出ろと言われれば大喜びだ。
なんと、今回は、近鉄奈良駅近くの、ビブレ前広場で演奏する。しかも、な、な、なんと、私たちだけ。他の生徒の演奏も、講師演奏もなし。
ヤマハは何を考えているのであろうか。
前回の発表会を見ていたヤマハの担当者のアイデアらしい。
私たちは、ベンチャーズメドレーを演奏した。そのあと、ボーカルのＹ森さんが加わって「いとしのエリー」を歌った。
それを聞いたうえで、ベンチャーズバンドで演奏してほしいと言うのである。
なぜ、「いとしのエリー」を指名しなかったのか、私は知らない。
思い当たるフシはありません。ほんとです。
私に聞かれても困ります。ヤマハの人に聞いてください。
その件を聞いてから、Ｙ森さんが入院すると言い出した。
その件と入院と関係あるかどうか、私は知りません。
ほんとです。Ｙ森さんに聞いてください。
Ｙ森さんの分までがんばります、と言いたいところだが、それはやめたほうがいいかもしれない。
私自身が、ギターを持った時限爆弾みたいなものだから、Ｙ森さんの分までとなると、爆弾をもうひとつ抱え込むようなものだ。
冷たいようですが、Ｙ森さんのことはきれいさっぱり忘れてがんばります。
