きのう、ヤマハ最後の日でした。
エレキギターのレッスンをやめました。
習いだして19年目です。
なぜやめたかといわれても困るんですが、まあ、トシのせいということでしょう。
習い始めたのもトシのせいですよ。
45歳の私は、「何か始めないと」と思ったんですな。
65歳になるので、「何かやめないと」と思ったわけではないですが、まあ、いろいろあって、それにちかいかな。
たとえば、カルチャーセンター人物画教室の先輩女性たちが、「70過ぎたら描かれへんよ〜!」と口々に言います。
絵を描けなくなるなんてことがあるのだろうか、とも思うけど、あるんでしょう。
今簡単にできていることが、できなくなる。
あたり前のことだけど納得できないというか、納得できないけど当たり前だというか、いずれにせよ、今が永遠に続くわけはない。
いろいろあって、やめようと決意いたしました。
楽しかったです。
楽しめたのは、ひとえに尊師のおかげで感謝してます。
他の先生に当たってたら、一年か二年でやめてたと思います。
尊師とはどんな人なのかと聞かれても困る。
黒魔術の使い手というほかない。
昨日の最後のレッスンは、最後のレッスンにふさわしく、Y森さんとのセッションでした。
Y森さんの歌に合わせて私がギターを弾くという、ドラマチックなフィナーレとなりました。
この数年、体調すぐれぬY森さんですが、きのうはいつになくまともに歌いました。
まともに歌ってはいけません。
ヤマハで悟ったことはたくさんありますが、そのひとつ、「アマチュアはこけてなんぼ」
うまく歌っても上手に演奏してもべつに面白くない。
Y森さんや私のように、こけまくってこそネウチがある。
これまでこけまくってきたY森さんと私が、最後のレッスンでまともにやってしまったのは、実にしゃれにならないことで、有終の美を飾ったというか飾りそこなったというか、まあ、どっちでもいいことであるのはたしかですな。