若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

肖像画大作戦

第一次肖像画大作戦が無事終了しました。

去年、油絵の展覧会をしたとき、来てくれた人に片っ端から、モデルになってほしいと頼みました。

有名画家でもないし日展会員てな肩書きもないし、なかなかウンといってもらえませんよ。

あの手この手で頼みました。

「青春の思い出に肖像画を一枚いかがですか?」などと猫なで声を出してみたり、「仕上がった絵はプレゼントします。通常価格99800円のところ、キャンペーン期間中はタダ!今ならさらにおトクな豪華額縁つき!」と声を張り上げてみたり。

で、引っかかった人、じゃなかった、引き受けてくれた方が7人。
きのう、最後のあつ子さんの絵を仕上げて、第一期終了です。

去年の予定では、年が明けて花ちゃんが帰ったらさっそく取り掛かるつもりでした。
家庭の事情で延び延びになって、2月半ばから作戦開始。

1ヶ月で7人描いたことになります。
売れっ子画家的過密スケジュールです。

また家庭の事情で描けなくなるので、いったん中止です。
トシとともに、いろいろ「家庭の事情」というのが出てきますね。

顔を描くのはおもしろいです。
描く方は楽しんでるんですが、描かれる方が楽しんでるかどうかは心配です。

いろんな画家の画集を見ると、「この絵は注文主から受け取りを拒否された」というような話が出ています。
肖像画を頼んだけど気に入らなかったんですね。

いくら気に入らなくても、「受け取り拒否」というのは、なかなか勇敢な行為だと思います。

画集で見る限り、別に拒否するほどの絵ではないと思うんですが、本人が気に入らないならしかたないでしょう。

私のモデルになってくれた方は、拒否しにくいと思います。

タダで、豪華額縁付きですからねえ。

これで「拒否」なら相当な根性ですよ。

しかし、相当な根性の人に当たるかもしれないから、第二次肖像画大作戦に向けてウデをみがいておきます。