若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

サービス

近所の園芸用品店に、芝生の肥料を買いに行った。

ききますよ。
肥料をやると、ファイト一発!グリ〜〜〜ン!という感じになる。
きいている!と実感できる。

月に一度くらいなので、値段ははっきりおぼえていない。
袋に、「888円」と書いてあった。
微妙な価格設定だなと思いつつ、レジに持って行く。

おばさんが、「850円です」と言った。
どういう計算の、どういう値引きなのか。
まあ、値引きだからよろしい。

どうでもよくない値引きもある。
20年ほど前、会社のパソコンに会計ソフトを組み込むことにした。
某大メーカーの見積もり書を見て首をひねった。

「見積もり金額400万円。出精値引き150万円」

一番強力なサービスは、現金払い戻しだろう。
小学生の時、近所の散髪屋が、子供相手に10円バックサービスを始めた。
噂はあっという間に広がって、子供達が押し寄せた。
「中島」という店だった。
もちろん私も「中島」に通った。
いまだに名前を覚えているのだから、いかに強烈な印象だったかわかる。

子供達は押し寄せたが、その店は長続きしなかった。
10円バックが経営を圧迫したのだろうか。

ウチの娘もキャッシュバックには弱かった。
次女は小さいころ散髪を嫌がった。
近所に、子供に50円バックする店があることを家内が知った。

散髪屋さんで50円もらえるよと言ったら、次女は手のひらを返したようにいそいそと出かけた。
散髪屋に入るや否や、娘は、「おカネおカネ!50円50円!あ〜、はやく50円くれないかな〜、おカネおカネおカネ!」と言い続けた。
家内の人生で一番恥ずかしい経験だそうです。

奈良交通バスの、「ひまわり料金」は、平日の朝9時半から午後3時まで、料金が安くなるサービスだ。
そんなことをしてバスに乗る客が増えるのか、と思っていたが、最近システムが変わった。

日曜日は、夜まで「ひまわり料金」になった。
その変更を私は知らなかった。

発表会の帰り、夜8時ごろバスを降りた。
バスカードを読み取り機に当てたら、「ひまわりセンサーしました」という声が出たので、あれ?と思った。
読み取り機の故障かと思ったのだ。

運転手に、「いいんですか」と確認した。
「いいんですよ。ひまわりです」
「夜回りじゃないんですか」
「えーかげんにしなさい!」