明日から、尊師主催のヤマハの合宿。
志摩半島合歓の郷で二泊三日の強化合宿、というほど厳しいもんでもないが、気楽なもんでもない。
今回は、ベンチャーズを弾いて、ビートルズを歌って、ボンジョビを弾く。
高校3年の文化祭で、クラスの皆が、ビートルズの「恋する二人」と、ブラザースフォアの「グリーンフィールズ」と、坂本九の「幸せなら手をたたこう」を歌った。
変な選曲であるが、当時はやっていた曲を選んだらこうなったということだ。
私も、皆といっしょに「恋する二人」を歌いたかったが、美術部の方が忙しくて参加できなかった。
非常に残念であったのを、去年思い出して、合宿参加者にはお気の毒であるが、どさくさにまぎれて聞かせてやろうという計画だ。
それも楽しみであるが、ボンジョビの「HAVE A NICEDAY」も楽しみである。
ボーカルの男性Uさんと初共演だ。
私と同じ年のUさんは、典型的模範的「岸和田の人」だ。
さらしをまいて、だんじりの屋根で飛び跳ねているのが似合う。
小指をピンとたててマイクをにぎり、「女の道」あたりをうなってるのが似合う。
数年前の発表会で、彗星のようにというか台風のようにというか、やっぱりだんじりのようにといった方がいいか、とにかくステージに現れたUさんに衝撃を受けた。
「こ、この人が、『ホテルカリフォルニア』！？」
Uさんが歌った「ホテルカリフォルニア」は、「岸和田駅前ふじのや旅館」という雰囲気であった。
英語ではなくカタカナで歌った。
Uさんは、「ホテルカリフォルニア」を知らなかったのだが、バンドのメンバーに歌えと言われて歌ったのだそうだ。
ロックなんか聞いたことがないというのに、その後もロックを歌わされ続けている。
それがまたヘンにサマになる。
不思議な人だ。
夢の共演、どうなるんでしょうか。
