若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

イーグルスを超えたのか

発表会でも「ホテルカリフォルニア」をやった。

奈良の発表会と合宿に続いて三回目だ。
半年練習したことになる。
結論は、いくら練習しても大して変わらんということだ。

相撲の白鵬が強い。
19歳、伸び盛りだ。
私は、年齢的に今が「縮み盛り」なのだろう。

曲は、K君のアコースティックギターで始まるのだが、このギターが速かった。
K君は、来年早々結婚する。
彼女と待ち合わせているので、早く済ませたかったのだろう。
かなりテンポの速い「ホテルカリフォルニア」だったと思う。

終わってから、見に来ていた女性が、「よかったですよ」と声をかけてくれた。
先日のイーグルスの来日公演でも聞いたというので、
「どっちがよかったですか」と尋ねたら、
「う〜ん」と首をかしげていた。
甲乙つけがたいという感じのようだ。

発表会後の飲み会で、「ぴんからイーグルス」のリーダーと話が弾んだ。
私と同じ年だった。
「ぴんからイーグルス」は去年の発表会で「ホテルカリフォルニア」で衝撃のデビューを果たした岸和田のバンドだ。
中年が三人、20代が二人というのも変わっているが、リーダーが「ぴんからトリオ」の三人を足して三で割ったような人でどう見ても「演歌の人」だ。

この人が歌うのを聞いて、私は下手だと思ったが、下手だと口に出させない何物かがあるのは認めないわけにはいかなかった。
イーグルスはウエストコーストのバンドだ。
岸和田もウエストコーストだ。
苦しい共通点だ。

合宿でも、今回も、ローリングストーンズを歌ったこの人が、「ワシ、ロックなんか全然知らんねん」と言ったので驚いた。
見かけは「演歌の人」だが、心の底にはロックンロールの炎がめらめらと燃えていると思っていたのだ。

なんとなくエレキギターを習いだして、教室の仲間でバンドを作った。
他のメンバーがロック好きで、歌えと言われて仕方なく歌っているそうだ。
ミック・ジャガーが岸和田生まれならこんな感じかもしれない。

このバンドのベースの人が、私をほめてくれた。
「まじめな管理職みたいに見えるのに、ハードロックギターを弾くなんて。いいですよ、ジキルとハイドみたいで」

ジキルとハイド?!
私は痴漢の常習者か。